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ロックマンゼロ〜救世主達〜
第68話 ラグナロク・コア
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火炎放射が極低温で冷やされたコアの表面を熱していき、そしてエックスがアックスを叩き込むとコアの表面が砕け散った。

「なっ!?ば、馬鹿な…コアのシールドが……まさか、温度差でシールドを脆くしたのか…!?」

「これで終わりだバイル…!!」

チャージを終えたセイバーを構えて、ゼロはバイルに突撃した。

「ま、待て!ゼロ!儂は人間だぞ!!レプリロイドの英雄である貴様が人間である儂を倒すと言うのか!?」

「さっきも言った。俺は英雄でも正義の味方でもない。ルインも言っていたが、俺にも貴様はただのイレギュラーにしか見えん。イレギュラーハンターとしてイレギュラーは狩るまでだ…!!」

「人形風情が!!」

再び下の角を発射したが、エックスがアックスでルインがセイバーで受け止めてゼロの盾となる。

「バイルを…倒すんだ…ゼロ!!」

「行っけぇえええっ!!!ゼローーーーッ!!」

「己ええええええっ!!」

絶叫しながら上の角から酸弾を放つ。

何発かゼロに当たり、アーマーの所々が溶解してもゼロは構わずにセイバーを振り下ろした。

「はあああああっ!!!!」

渾身のチャージセイバーがバイルに炸裂した。

「ぐがあああああっ!!!この儂が…人形如きに…!!滅べ!!滅んでしまえええええええっ!!!!」

死ぬ直前まで呪詛を吐き散らしながら、ラグナロク・コアと一体化したバイルは消滅した。

いくら不死身のバイルでもああなっては助かるまい。

戦いは…終わったのだ。
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