第68話 ラグナロク・コア
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
」
火炎放射が極低温で冷やされたコアの表面を熱していき、そしてエックスがアックスを叩き込むとコアの表面が砕け散った。
「なっ!?ば、馬鹿な…コアのシールドが……まさか、温度差でシールドを脆くしたのか…!?」
「これで終わりだバイル…!!」
チャージを終えたセイバーを構えて、ゼロはバイルに突撃した。
「ま、待て!ゼロ!儂は人間だぞ!!レプリロイドの英雄である貴様が人間である儂を倒すと言うのか!?」
「さっきも言った。俺は英雄でも正義の味方でもない。ルインも言っていたが、俺にも貴様はただのイレギュラーにしか見えん。イレギュラーハンターとしてイレギュラーは狩るまでだ…!!」
「人形風情が!!」
再び下の角を発射したが、エックスがアックスでルインがセイバーで受け止めてゼロの盾となる。
「バイルを…倒すんだ…ゼロ!!」
「行っけぇえええっ!!!ゼローーーーッ!!」
「己ええええええっ!!」
絶叫しながら上の角から酸弾を放つ。
何発かゼロに当たり、アーマーの所々が溶解してもゼロは構わずにセイバーを振り下ろした。
「はあああああっ!!!!」
渾身のチャージセイバーがバイルに炸裂した。
「ぐがあああああっ!!!この儂が…人形如きに…!!滅べ!!滅んでしまえええええええっ!!!!」
死ぬ直前まで呪詛を吐き散らしながら、ラグナロク・コアと一体化したバイルは消滅した。
いくら不死身のバイルでもああなっては助かるまい。
戦いは…終わったのだ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ