第68話 ラグナロク・コア
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ドが突き刺さる。
「どうだこの痛みは!貴様らに分かるかぁ!!」
コードが突き刺さり、バイルの体が光に包まれた瞬間、巨大な異形の姿となった。
恐らくはラグナロクと一体化したのだろう。
「俺は正義の味方でもなければ…自分を英雄と名乗った覚えもない…。俺はただ、自分が信じる者のために戦ってきた…俺は、悩まない。目の前に敵が現れたなら…叩き斬る…までだ!!」
「それから今のあなたを見て人間と思う人はいないだろうね。あなたは人間と言う名の、ただのイレギュラーだよ。イレギュラーハンターとしてイレギュラーは処分する。」
「バイル…永い時を経て、ようやく人間とレプリロイドが分かり合うことが出来るかもしれないんだ。あなたの私怨でそれを無にするつもりなら、僕はあなたを撃つ…!!(すみません、ライト博士…僕は禁を破ります)」
三人が武器を構えながら、バイルを睨み据える。
『ゼロ…ルイン…エックス…!!』
「…シエル…俺達を、俺を…信じろ!!」
『ゼローーーーー!!』
ゼロの名を叫ぶシエル。
ゼロとルイン達の無事を、生きて自分達のところに帰ってくる事を信じて。
「終わらぬ悪夢だ…!!」
最後の戦いが始まり、バイルの外殻に角のような物が出現した。
「消え失せろ!!」
下の角が開き、極太のレーザーが放たれた。
ゼロ達は咄嗟に回避して、バイルが納まっているコアにルインがチャージショットを放つ。
「甘いわ!!」
下の角が元の位置に戻り、角によってチャージショットが弾かれた。
「!?」
「遊んでやれ!!」
次の瞬間、何もない空間からメカニロイドが出現してゼロ達に迫る。
「チッ!!」
舌打ちしながらチャージセイバーで纏めてメカニロイドを粉砕した。
それを見たバイルは嘲笑を浮かべ、それにゼロが訝しげな表情を浮かべた時である。
「な…?」
いつの間にか、蜘蛛の巣を思わせるネットがゼロを捕らえていた。
「無様だな!!」
再び下の角が開き、コアにエネルギーがチャージされていく。
「ゼロ!!」
咄嗟にHXアーマーに換装して、エアダッシュしたのとバイルがレーザーを放ったのはほぼ同時であった。
ネットに捕らえられたゼロを救出したが、レーザーによって背部の二基のバーニアが蒸発した。
大型のバーニアを失ったルインは床に落下する。
「ダブルチャージショット!!!」
駆け寄りたい気持ちを必死に抑えながらエックスはバイルのコアにダブルチャージショットを浴びせる。
「この機械人形めがっ!!」
角から拡散酸弾が放たれ、エックスはそれを必死にかわすが、酸弾が肩に掠ってアーマーが溶解した。
「元はと言
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ