17.兎、幽霊の集いと出会う
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「君らに、少しだけオーネストの昔話を聞かせてあげよう。と言っても、本当にほんの一部だけどね」
――昔、まだオーネストがオーネストと名乗ってなかった頃。
――彼には父親も母親も友達もいた。
――信じる夢や信念があった。
――他者を信じ、愛する心も今より遙かに大きかった。
――ほんとうに善良で、近所でも可愛い子供だって結構な評判だったんだよ?
――ボクもヘファイストスも暇な時間はよく彼と一緒に遊んでいたねぇ。
――でも、ある事件が……思い出すのも嫌になる、本当に嫌な事件が起きて。
――それを最後に、彼は生死不明になってた。
――もちろん当時のボク達も方々手を尽くして彼を探し回ったけど、見つからなかった。
――再会したのはそれから数年後……皮肉にも、彼はずっとオラリオにいたんだ。
――でもその頃には………彼は、『オーネスト』になっていた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ