Aパート
LIVE13 百獣の王と狩人と
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
バァン!
「ナッ………?」
俺は相手の的になっていた。何発も弾が俺の体を貫通していく。それは、短いようで長かった。痛みは殆ど感じなかったが後から一気に伝わってきた。その痛みに耐えられず倒れこんでしまった。
「ガァ………グッ…………グハッ…………」
口からは大量の血が出る。咳を止めようとしても止められない。
「お前は目障りだ。オレの前から消えろ」
俺に近づいて銃を構える。カチッっという音が鳴り、リロードされることが確認される。ヤバい、死ぬ………
「チェックメイトだ」
そう言って相手はゆっくりと引き金に指をかける。
(俺は海未を連れ戻すことができなかったんだ。ごめん、海未……)
俺は悟った。
もう死ぬんだ……
海未を救えずに死ぬんだ……
俺のせいで海未が……
俺にもっと力があれば……
皆と楽しい毎日が送れた……
海未と幸せに暮らせた……
刹那と喧嘩できた……
白夜と演奏できた……
俺に力が無かったから……
誰も救えずに死ぬ……
「Good bye」バァン
さよなら、皆……
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ