Aパート
LIVE13 百獣の王と狩人と
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ルを持っている。けど、致命的な欠点がある。それは……
「まぁ、ここは隼人を信じようよ。隼人なら大丈夫だよ」
白夜の言葉と同時にデスゲームは始まった。
一方、獅子神は
「お前がシシガミハヤトか」
俺の相手は軽装備の如何にも外国人という格好をしたやつだった。
「アンタは?」
「オレはゼノン・レイ」
「そうか……」
「……………」
お互いの間に沈黙が訪れる。それから、何秒が経ったのか分からないが相手からは気が全く感じられない。
『只今から獅子神隼人vsゼノン・レイの対決を始めます。』
デスゲームの開始のアナウンスが流れると同時に相手は飛んで拳をだしてきた。不意に来た為か、少し反応が遅れてしまったがなんとか避けれた。
「ほぅ、反応速度は良いようだな」
「それが、取り柄なんでな!」
俺も相手に負けじと拳を繰り出した。しかし、それは簡単に避けられる。その後、相手に間合いを詰められてしまった。その間合いを少しでも離すように俺は距離をとった。
「どうした?その程度なのか?」
相手はそう言いながら素早く拳と蹴りを出してくる。俺はそれを避けながら距離をとって離れる。
「ふっ、そっちは行き止まりだぞ」
相手に言われてから初めて気づいた。マズイ、相手のペースに呑み込まれてる。
「クソッ………!」
俺は相手の拳を流しながら距離を詰めていく。拳と脚の繰り出す相手には近づきたく無かったが行き止まりなら詰めて行くしかない。
「獅子神流 獅子流星拳!」
流星の如く俺の獅子の拳は相手を捉えた____と思ったが……
「君の拳はオレには届かない……」
「ナッ………?」
俺の拳は相手に掴まれていた。しかも、握力が強い……
「オレの実力を見せてやろう」
相手はそう言って俺の右手を捻って壁に叩きつけてくる。コイツ、どんな腕力持ってんだよ……!
「お前、強いな……」
「お前らガキと一緒にするな。オレ達はプロの殺し屋だぞ」
「俺たちも舐めないでくれます?」
「なら、お前の本気を見せてみろ」
コイツ、デスゲームを楽しんでやがる……俺達は仲間の命がかかってるってのに……
「負けてられるかよ………!」
俺は捕まれた右手を振りほどくようにフルパワーで振り続ける。相手は右手を離さないように右手に力が集中してる。今だ!
「獅子神流 獅子奮迅!」
自前の脚力を巧みに使い相手を振り回す。そして、近くにあった窓から相手を放り出した。
もちろん、これで勝ったとは思ってない。相手はすぐに戻ってくる。そう考えた俺は屋上に向かった。ここは俺と白夜が1年間通った学校だ。壊れやすいところとかも把握している。
(あそこを使えば………)
一方、刹那達は……
獅子神は屋上に逃げたのか……
「白夜。この闘い、獅子神は多分敗ける」
そう言った
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