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とある3人のデート・ア・ライブ
第九章 全ての始まり
第2話 過程
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そこに、


神代柑果は参加していた。



「次、神代柑果さん」

「はい!」

マイク越しに元気のいい返事が聞こえる。

そこはまるで西洋の闘技場のような場所で、ドーム状なので囲むように人が観客席に座っており、下は土、上は開放感ある青空になっている。

その中心には柑果、審査員と観客は安全のために防御魔法を審査員と観客を囲い込むように貼られている。

生徒に職員、企業の人達も合わせれば500人以上いることになる。この中で、最年少の柑果が参加すると噂になり、過去最高の入場となった。

『では、まず今から使う魔法の詳細を』

マジックとは違い、まず初めにトリックの説明から始まる。

それなら驚きが半減してしまうのでは?と思うかもしれないが万一魔法が予期せぬ反応をした場合、対処をしなければならないため、予め知っておく必要がある。

勿論、それは柑果でも例外ではない。

柑果「えっと、私の魔法は……変だと思われるんですけど……」

『何でもいいから早く』

柑果「あ、はい!……私の魔法は、全ての魔法を打ち消す魔法で……」

言って、辺りが静まりかえった。

その時まだ十一歳の彼女は無言のプレッシャーに押し潰されそうになり、縮こまってしまう。

数秒後、辺りが騒めきだした。

ここを仕切っていた人も困っているようだった。

『それは一体……どういう』

柑果「多分、見てもらった方が早いです」

そう言いながら魔法で作り出した炎、水玉、氷などこの学校に通っている者なら誰でも使える基本的な魔法を上空に作り出した。

それが。




柑果に目掛けて襲いかかってくる。





対して。

柑果は右手を上空に掲げるだけだった。

炎や水玉は柑果の右手に一直線に向かう。

『っ!?危ないっ!!』

思わず声を上げるが時すでに遅し。

しかし。




窓ガラスが割れるような音が響いたと思うと、炎や水玉は一瞬の内に消え去ってしまった。







『……へ?』

柑果「これが、私の創り出した魔法です」





後に。



これが。



『幻想殺し』と呼ばれるようになる。







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