任務-ミッション-part4/戦う理由
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イだった。その目の主である若い男は、手に持った機器を掲げると、その機器から電子音が鳴りだした。
【バトルナイザー、モンスロード!】
「ふん!!」
ちょうどその時、ルイズたちの乗るシルフィードに向け、ゴドラ星人の手が伸びてきた。エネルギー弾を避け続けて披露がたまっていたシルフィードの動きが鈍くなり、ついにその手が届きそうになった。
「きゃ…!!」
魔法を詠唱している暇もなく、仮に撃つことができたとしても、今のルイズたちの精神力ではとても星人を倒せるだけの力などなかった。
目を覆うルイズたち。
ちょうどそのとき、アニエス・ギーシュもヴェルダンデの掘った穴を利用して地上に来た。
「ギーシュ!あれ!」
彼らを待っていたモンモランシーとレイナール・マリコルヌの二人。「ルイズ!」
「それにキュルケにタバサもいるじゃないか!」
「まずいぞ、このままじゃ彼女たちが…!」
モンモランシーが上空にて、シルフィードに乗りながら成人の攻撃を回避し、魔法で応戦するルイズたちを指差す。しかし同見ても旗色が悪すぎた。
アニエスは、危機に陥っているルイズたちを見て、銃弾を愛用の銃に装填した。
力及ばずなのは目に見えているが、それでも陛下から命を守るように命じられている。なんとか自分の方に注意を引かせて逃がさねば。
しかし、ここで誰もが予想もしなかった事態が起こった。
「ぬおおおおお!?」
突然ゴドラ星人の悲鳴が響く。何かに殴られたような音がした。ルイズたちは、何が起こったのだろうかと目を開ける。すると、驚くべきものをその目に刻み込んだ。
「キシャアアアアアアアアア!!!」
「ひ…」
突然聞こえた獰猛な鳴き声に、身をこわばらせた。
三日月型の巨大な角と鼻の上の角、後ろから延びる巨大な尾。
ルイズたちの前に現れたその巨大な影は……
かつて初代ウルトラマンを苦しめたほどの力を持つ怪獣…
『古代怪獣ゴモラ』だった。
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