任務-ミッション-part4/戦う理由
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できたのだが、結果としてサイトたちとの間に瓦礫によって出来上がった壁ができてしまった。
「二人とも、大丈夫か!?」
「俺は大丈夫です!」
アニエスの呼びかけが聞こえ、サイトは起き上がって瓦礫の壁の向こうにいるアニエスに自分の無事を伝える。
「どうしたんだよミシェルさん!起きてくれ!ミシェルさん!ミシェルさ…ごほっ!げふ!」
ミシェルの名前を読んで彼女の意識を呼び起こそうとしたが、まずいことに彼女から呼吸をしている様子はなかった。
「どうしたサイト!?ミシェルに何があった!?」
「ミシェルさんの意識がありません!」
「なんだと…!」
今の崩落が急所に当たったのか!?さっきからサイトが呼びかけてもミシェルの意識が回復しない。
しかもの外着、彼らを追い詰めるかのようにゼロからの警告が入ってきた。
『サイト、まずいぞ…地上から怪獣の気配を感じる!』
「何!?」
こんな時に怪獣だと!?なんてことだ。もはや星人討伐や救助どころじゃなくなってきた。
「いったいどうしたんだサイトよ!まだ脱出でき…な!?」
サイトが心配になってきたのか、ギーシュがヴェルダンデの穴を通って単独で戻ってきた。しかし、視界に飛び込んできた瓦礫の山と、サイトの姿がないことに驚く。
「ギーシュ!アニエスさんと一緒に先に行け!」
「だ、だがサイト!君は…!」
「いいから行け!ヴェルダンデの掘った穴で脱出しろ!ここはもう長く持たないぞ!」
「だ、だが…!」
ここでサイトほどの男を見捨てろというのか。躊躇うギーシュだが、。アニエスは彼の肩を掴む。
「あいつの言うとおりだ。ここは一度地上に出るぞ!」
「さ、サイト!!」
彼女に無理やり引っ張られる形で、ギーシュはアニエスと共に地下の空間から脱出した。ギーシュたちのいる瓦礫の向こう側から音が聞こえなくなったのを確認し、再度サイトはミシェルの容体を確認した。
「…まだ息はある。けど、ここから脱出するには…」
もう変身して、無理やりにでも外に出るしかない。幸いさっきギーシュたちが去ったしすでに危機的状況であるので、遠慮する理由はもうない。
『もうこれ以上時間はかけられない!ゼロ!』
『よし、行くか!』
サイトはミシェルを腕の中に抱えると、意を決してウルトラゼロアイを取り出し、装着した。、
「デュワ!!」
地上のルイズたちは、ゴドラ星人を相手に防戦一方だった。
「……」
この時、木陰から密かにその戦いの光景を眺めている人影があった。影の中から見え隠れするその顔は端正なものだが、その目は鷹のように鋭く研ぎ澄ませてあった。
静かに観察していたその人影は、懐から一つの…月の光で反射した手のひらサイズの機器を取り出した。
「さあ…行っておいで」
木陰から顔を出し、月の光で見えたその瞳は…オッドア
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