暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
109.5話:ストライカー達の戦い
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、更に左上方へ。だがそこに留めることをせず、腰の左側へ動かすと共に右腰に添えていた右手を左上方へ。

 落ちてきたジョーカーメモリを左手で掴み取ると、メモリをロストの赤いスロットへ滑り込ませる。

 アスカは突き出した右手を右へスライド。ガイラは左手はメモリの上に添えたまま、右手を顔の左側で握りしめる。

 二人のボルテージが高まり、限界へ達したその時―――


「変身ッ!」
「変身…」


 その言葉(コード)は、放たれた。
 スライドさせた右手と左腰に添えていた左手で、ベルト両側のスイッチを押す。
 握った拳をそのまま、添えていた左手でスロットを倒す。L字だったスロットは、横倒しになったS字のように形を変える。

 二人のその行動が、トリガーとなる。
 アスカはオレンジ色の、ガイラは紫色の光に包まれる。

 オレンジ色が弾けた、そこにいたのは……
 オレンジ色のロングコートを身に付け、胸部は中央には赤い宝石がはめ込まれている黄色いプロテクター。黒一色のアンダースーツ、両手首と両足にはオレンジ色の手甲と足甲が。
 黒かった髪は赤く染まり、一つに束ねられていた髪は二手に分かれて束ねられた。額の部分にはフレームの細い白いヘッドギアが装着されていた。

 紫色の光が砕けた、そこに立つ影……
 両側に白い二本のラインが書かれた黒いロングパンツに、中央に同じく白い二本のラインが走る黒のシャツ。その上に白のラインがあるロングコートを着た、まさに黒ずくめと言ったバリアジャケット。
 くせっけのある黒髪はそのままに、両手首にはスロットのある手甲、足首にも同じくスロットのある足甲が装着された、ガイラの姿だった。


「それじゃあ……いくぜぇぇぇぇぇッ!!」
「相変わらず暑苦しい…静かに戦え」


 ガツンッと両手の拳を打ち付け、一気呵成にガジェットと怪人もどき≠フ軍団へと駆け出すアスカ。
 それを少し嫌そうに一瞥し、手首をスナップさせてから同じく走り出すガイラ。

 まず標的になったのは―――先程アスカがバイクで跳ね飛ばした、フクロウもどきだった。


「―――焔崩し=I」


 フクロウもどきが立ち上がりアスカを確認したところで、その腹部にアスカの劫火を纏った拳がめり込んだ。
 のけ反ったところへ別の手で一撃、更に一撃―――と、全部で四回の攻撃が、フクロウもどきの肌を焦がす。

 そして最後に右ストレートが綺麗に決まり、フクロウもどきを吹き飛ばすと同時に炎を纏ったスフィアを飛ばす。
 スフィアはフクロウもどきを巻き込みながら突き進む。ガジェットを巻き込みながら進み、あるところで爆発する。ガジェットとフクロウもどきの爆発は、他のガジェットや怪人もどき≠巻き込んで燃える。


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