暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
109.5話:ストライカー達の戦い
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ていた。
〈 Just as rehearsed.(練習通りです)〉
「え…? マッハキャリバー…?」
状況がよくわかっていない彼女に、マッハキャリバーはそのまま続けた。
まだ動ける、自分もスバルも。なのに、こんな所で終わる気なのか、と。
〈 You taught me the reason of my being here,(あなたが教えてくれた私の生まれた理由、)
my strength and power which you adore so much.(あなたの憧れる強さ)
Don't make everything a lie.(嘘にしないでください)〉
相棒の言葉に、スバルはハッとされる。
そうだ、私が目指した強さ。
なのはさんと士さんに助けてもらった、あの時に見た二人の姿。私を助けてくれた士さんの優しさ、壁を撃ち抜いたなのはさんの強さ。憧れた二人を追いかけて…私は、『魔導士』になった。
『災害とか争い事とか、そんなどうしようもない状況が起きたとき、苦しくて悲しくて、「助けて」って泣いてる人を助けてあげられるようになりたいです。自分の力で、安全な場所まで、一直線に!』
この手の力は壊す為じゃなく、守る為の力。悲しいものを、撃ち抜く力。
自分の思い描いた自分になる為に、あの人達から学んだ力だ。
『お前らはなんの為に力が欲しいんだ? その欲した力で、何を成すつもりだ?』
戦う為じゃない、誰かを傷つける為じゃない。
私はこの力で…救うんだ。大切なものを、泣いてる人を助ける為に。
これが私が、あの人達から学んだ力でやりたいこと。だから、今は目の前にいるギン姉を……助けるんだ…!
「―――いくよ、マッハキャリバー!」
〈 All right buddy. 〉
「―――俺達が守りたかった世界は、俺達の欲しかった力は、俺とお前が夢見た正義は…いつの間に、こんな姿になってしまった…ッ」
机の上には、古い写真が二枚。若かりし頃の二人―――レジアス中将とゼスト。そしてゼストの部下―――クイント・ナカジマとメガーヌ・アルピーノ、他数名が映っている写真だ。
古びたその二枚は、かなり年期が入っているのが見て取れる。というのも、既に何年も経った写真なのだから当然なのだが。
しかし問題は、今ゼストが問うたように、二人が語り合ったものを今、レジアスはどう思っているのか、だ。
かつてゼストはスカリエッティの実験施設へ部下と共に乗り込み、戦闘機人の返り討ちに会った。結果クイントを含めたほとんどが死亡し、ゼストとメガ
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