14.氷獄領域
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るだろ。あいつ無理とか道理じゃなくて『こうすると俺が決定したんだから世界はそれに従え』って奴だし」
さっきから八の字眉で固定されてしまったドナのおでこを、ヴェルトールは優しくなでた。
その感触を受け入れるように目を細めた彼女は、冷静さを取り戻したように一つ頷く。
『……そうだよね。マスターの認めたイジッパリだもん。きっとオーネストに任せればダイジョウブ!!』
『では主様、拙者達も続きましょうぞ』
「おうよ、そうさな――オーネストだけに格好いいところ見せるのも癪だし、暴れますかッ!!」
ヴェルトールは両手にジャマダハル・ダガーを。
ドナは両手にカミソリのような形状の剣を。
そしてウォノは琥珀色の宝玉が埋め込まれたロッドを。
「『アルル・ファミリア』副団長!!『人形師』ヴェルトールッ!!わが勇猛なる作品達、ドナとウォノを引き連れて……いざ参るッ!!」
『サツリクのウタゲだぁぁーーーっ!!』
『主様の御前であるッ!!控えおろうーーーッ!!』
増殖を続けた変異種ファンガスの群れに突進した3人は――瞬く間に化け物どもを食い尽くした。
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