10.『死』の喚起
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に自分の事を覚えていて欲しいと思ったフィルヴィスは、ついその背中に声をかけた。
「あ、あの……!オリヴァスの事で何か手伝えることがあったらいつでも声をかけてください!」
「ん、合点承知の助!とはいえそっちはギルド主導で対策を練るらしいんだけどね。……あ、そうそう一つ言い忘れてた!」
ぽん、と自分の手を鳴らしたアズライールは振り返り、もう一つの事実を告げた。
「『死妖精』にも精霊の加護があってね?何でも『死妖精』と交わった人は願いが叶うって触れ込みらしいよ?やー、恋愛には縁起がいい二つ名だったねー!」
「………じゃあ最初から『死妖精』は不吉じゃないじゃないですかぁぁぁーーーーーッ!?」
カン違いで『死妖精』の名を広げた有象無象が今日ほど恨めしかったことはない、と彼女は後に語った。
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