暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
任務-ミッション-part2/絶望の牢獄
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トリスタニアに到着したルイズたちは城でアンリエッタとひとまず別れた後、トリスタニアの城内にある応接室にて待機中だった銃士隊副隊長ミシェルと合流した。
「陛下の護送、お疲れ様でした隊長」
「うむ」
敬礼して隊長を出迎えるミシェル。
「ミシェル、私がいない間に何か異常はなかったか?」
「問題ありません。ですが、また数件ほど魔法学院の生徒が行方不明になったとの報告がありました」
「こうしちゃいられないな。アニエスさん、ジャンバードに急ぎましょう。あれのレーダー使えば、星人の居場所はおそらく突き止められるはずだ」
また被害者が出たと聞き、サイトはできるだけ早く行った方がいいと思い、アニエスをせかすように言った。だが、サイトはミシェルからどういうわけか睨めつけられた。
「…隊長。またこのような少年に頼るのですか?」
「ミシェル。何か不満でもあるのか」
「以前から思っていたのですが私は正直、このどこぞの馬の骨とも取れない小僧に背中を預けられません。そもそも、どうしてこんな少年たちを陛下が頼られているのか理解に苦しみます」
「あんた、私たちを侮辱しているの!?」
自分のことも含まれていることも含まれ、かつ個人的な面も含めて問題こそあるが誇れる使い魔でもあるサイトを侮蔑されている。ルイズはそれに気づきミシェルを睨み付けた。しかしミシェルは毅然とした態度でルイズたちを逆に睨み返した。
「あなたがたにどんな事情があるかは知らないが、本当の命の取り合いを経験したことのない者が、これからの任務のお役にたてるとはにわかに信じがたい」
完全に侮られている。しかし無理もないところもある。なにせサイトもルイズも、つい最近になって戦いに身を投じたばかりの、まだ未熟な若者だ。しかも、これから戦う敵は、ミシェルもこれまでのハルケギニアでは未確認とされている存在であることは知っている。故に、熟練の戦士であるミシェルから見ればこの二人ば抜擢されたことがあまりに不思議でもあったし、不満だった。
「ミシェル、彼らは女王陛下が自らの意思で抜擢なされたのだ。口を慎め」
「ですが…」
「くどいぞ。それに…この後すぐからこの二人には力を借りることになったのだぞ。これは隊長である私の決定でもあり、女王陛下が私を信頼したうえでの判断だ」
「…」
アニエスの言葉に押し黙ったミシェルだが、その表情は決して納得がいったものではなかった。ルイズも殺気と変わらない鋭い視線をミシェルに向けていた。あまりにギスギスした空気にサイトとハルナは居辛さを痛感する。
「ルイズ、もういいだろ」
「サイト、あんた悔しくないの!?この女に好き放題言われて!」
「けど、この人の言いたいことは俺にもわかるよ。ルイズもこの人の立場になって考えてみろよ。俺たちみたいな奴を簡単に信頼できると思うか?」
「そ
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