暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
任務-ミッション-part2/絶望の牢獄
[6/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。ルイズが召喚した人間の使い魔で、当別な能力を持つ。たとえば、今のようにハルケギニアの文明で作られたとは思えない代物の使用方法を理解できること…だがこればかりはいくらなんでも度が過ぎている気がしてならなかった。
「こうしている間も時間が惜しいな。我々と共に現場へ」
「はい!」
「それとミス・ハルナ…だったか。隊員を一人置いておく。お前はここで待っていろ」
「…はい」
やはりハルナは任務の現場にまで同行させるわけにいかなかった。彼女は先頭に関してはからきしだから仕方ない。
「すぐに戻るよ。ルイズたちと一緒に」
「うん、気を付けてね…」
ハルナの心配そうな視線を背中に受けながら、そのまま急ぎ足でサイトたちは、かつて貴族の下卑た気まぐれから起きた騒動の現場となったモット伯爵領の新屋敷前へと急ぐことになった。
馬に乗り、全力で向かっていく彼女たちを、エレオノールは密かに見ていた。
(チビルイズ、一体何をしているの?最近やたら景気のよさそうな内容の手紙を送ってきてるけど…今あの者たちとかかわっていることと何か関係があるのかしら)
怪しい。何かがある。妹が何か自分たちから見てもあまりに手に余りそうなことをしていると見たエレオノールは、今はひとまず踵を返し、アカデミーへ戻って行った。
(近いうちに、あの子と話をした方がよさそうね…)


モンモランシーの意思に従い、ロビンはなるべく目立たないように廊下の隅を通ったり、廊下に飾られていた花瓶や棚の陰に隠れたりしながら、主の同級生たちを連れて行くボーグ星人の後をつけて行った。ボーグ星人はすでに人間の、軍服の男の姿に戻っていた。
廊下をしばらく歩いてると、星人はある一室の扉を開く。その部屋はSF映画に登場する何かしらの実験室のようであり、どこかペガ星人の円盤を似通っているともとられるだろう。部屋にはボーグ星人とは違う、別の異星人がいた。全身が白と黒の模様、そして体には赤いベストのような模様を刻みこんだ異星人だった。
「次が来たか。早く乗せてくれ」
「そう慌てるな、『ゴドラ星』の者よ。この取引は俺もチャラにはしたくない。せっかくの儲け話なのだからな」
その星人も、かつてセブンと戦ったことのある種族、『反重力宇宙人ゴドラ星人』だった。同法がセブンに倒されたことがあるという共通点はあるものの、それだけでは共闘する理由にはならない。にもかかわらず、彼らは確かに協定を結んでいた。
「『魔法』とか言うものを使う種族…ふん、非科学的だが、だからこそ貴重だな」
「おい、どういうことだ?いったい俺たちに何をさせる気だ?」
連れてこられた生徒の一人が、嫌な予感を抱いてボーグ星人に尋ねる。
「何、そこのベッドに座ってもらうだけでいい。だが、さっきも言ったが…」
ボーグ星人は質問してきた生徒の首元に手を置
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ