機動戦艦ナデシコ
1259話
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いったコンセプトの機体……いや、機体でもなく、艦でもない。言うなれば、存在? そう、そういう存在だ。
コストだけではなく、運用するにも人数が必要になる。
メギロートやイルメヤを展開する為の戦艦にそんなに手間暇を掛けるというのはちょっと面白くない。
となると、やっぱりあのチューリップみたいな存在を出来れば入手したいんだが……そうだな、チューリップが出て来たら駄目元で空間倉庫に手に入れられないかどうかを試してみるか。
「……ま、そんな機会があったらだけどな」
さっきのエリナの様子を見る限り、俺の立場は色々と危険な事になりそうだ。
それこそ、下手をすればネルガルと全面戦争、もしくは俺がホワイトスターに戻るという事にもなりかねない。
「結局どうなるのかは……明日になってみないと分からないけどな」
呟き、特にやる事もないし、外に出るにしても既に艦内時間は午前2時。面白い事もないだろうから、睡魔に身を委ねて眠りへと落ちていく……
「ん……ふぁあああああ」
目が覚め、大きく伸びをする。
コミュニケへと視線向けると、そこに表示されているのは午前8時過ぎ。
どうやら、何だかんだと6時間近く眠ってしまったらしい。
昨日はかなりの時間昼寝をしたんだが、それでも眠くなるんだな。
いやまぁ、暇潰しの道具を殆ど利用出来ない以上、寝るかTVを見るかくらいしかする事はないんだが。
取りあえず、俺はもう自由に外に出てもいいって事になってるんだし、食堂で朝食でも食うか。
そう考え、着替えようとして……
「あ、荷物ないのか」
いや、正確にはある。
着替えとかそういうのも全部が全部あるが、それが入っているのは空間倉庫の中だ。
だとすれば、今の状況でそれを使う訳にもいかない。
風呂の中の道具は全部備え付けのがあるから、風呂に入るか?
結局昨日はシャワーにしか入ってないし。
いや、けど朝から風呂ってのは……時間はともかく、いつエリナが来てもおかしくない。
昨日の今日だけに、ちょっと顔を合わせ辛いが……
「取りあえずシャワーにでも入るか。着替えはエリナが来たら買ってきて貰えばいいだろうし」
そう決めれば、次の行動は早かった。さっさと服を脱ぎ、そのまま風呂場へと向かう。
……やっぱり風呂はそんなに大きくないんだな。
いや、小さいながらも風呂が付いている事に満足すべきなんだろうが。
そんな風に考えながらシャワーを済ませ、用意されていたバスタオルで身体を拭き、ナイトガウン……とかいうのか? いや、バスローブ? ともあれ、それを着て部屋へと戻る。
普通の部屋でもこういう風にきちんと着替えを用意されてるんだとしたら、至れり尽くせりって奴だな。
冷
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