第67話 転送回線
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、次にファーブニルがマルチプルランチャーのソドムとゴモラを構えて火炎弾を乱射する。
「オラッ!!オラッ!!オラアアアアアッ!!!」
ソドムとゴモラの銃口から勢い良く放たれた火炎弾が、少々大きめの残骸を破壊していく。
「出ておいで!!」
そして最後にレヴィアタンがフロストジャベリンを振るうと、氷龍が出現して小さな瓦礫からレジスタンス兵達を守った。
「ネオ・アルカディア四天王達も来ていたのか…。」
「何をしている!早く救出作業を続けろ!!」
立ち止まっているコルボーを叱責するハルピュイアにハッとなり、コルボーはハルピュイアに頭を下げると、作業を再開した。
ハルピュイアは老人がレジスタンスの女兵士に連れて行かれるのを見て、かつて殺そうとしたレプリロイド達を救うことになるとはと、苦笑を浮かべた。
そしてハルピュイアは静かに空を見上げる。
正確にはラグナロクのある宇宙を…。
一方で転送回線ではゼロ達が既にサイボールを破壊していた。
スピードはかなりの物だったが、攻撃力は大したことがなかったので早くカタが着いた。
サイボールの反応が無くなった瞬間、ルージュからの通信が入る。
『プロテクトの消滅を確認…これでいつでもラグナロクへと転送が出来ます!!皆さん、一度司令室に戻って下さい。』
「了解、ルージュさんお願いね」
転送の光に包まれたルイン達はトレーラーへと転送された。
トレーラーではルージュが端末を操作しながら、口を開いた。
「転送完了まで…2…1…転送!!お疲れ様でした」
トランスサーバーに出現したゼロ達にルージュは労いの言葉をかけ、シエルが三人の元に歩み寄る。
「ついにここまで来たわね…次のミッションでラグナロクを止められなければ、エリア・ゼロの…この地上の僅かな自然を全て失ってしまう…。ゼロ、ルイン、エックス…失敗はしないようしっかり準備をして…そして…生きて帰ってきて…」
「まだ少しは時間があるからさ。休憩しなよ。私は拠点からアルエットちゃん連れてくるからさ〜」
今まで色々なことがありすぎて、アルエットのことをすっかり忘れていたゼロは口を開いた。
「そう言えば、アルエットはアリア達の拠点にいるんだったな…」
「うわあ、ゼロ君。今までアルエットちゃんのこと忘れてたね?ひっど〜い」
「「まあ、ゼロだし」」
アリアの言葉に即答するエックスとルイン。
他人に無関心なところがあり、時々名前すら覚えていない時があったために、戦闘型ですらないアルエットを完全に忘れ去っていなかったことが二人にとって凄いと思えた。
こうして会話をしていると、シエルは無意識に体に入っていた緊張が解れていくの感じていた。
「はは
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