原作前の学園生活
入学式から一週間
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アス・グレモリー
私、リアス・グレモリーは人間ではなく、元72柱のグレモリー家長女の悪魔。冥界の学校では、私が大貴族の娘であったため、クラスでは皆と壁を感じ、学校の友達はソーナだけでだったが、こちらの学校ではそんな壁を感じず、みんなが私をグレモリー家の娘とは見ずにリアスとし見てくれるから嬉しかった。クラスはソーナや朱乃と同じで安心した。
入学式から一週間、私には気になる人がいる。
その人の名前は上山 登。
身長は160pくらいと小柄で顔立ちはかっこいいとは言えないが整っていた。種族は人間で神器の気配は感じられない一般生徒。
気になると言ってもLoveではない。
彼は入学式の日に制服やカバンを持っておらず、どこのかわからない服装、聞き取れない言葉。
彼は浮いていて、朱乃以外の誰かと彼が話をしている所を見たことがなかった。
でも、私はそんな面白そうな彼に興味を持ち始めていた。
こっそり観察していると、彼は外の景色以外に3人の人物を長い時間見ていると事がわかった。その3人は私、朱乃、ソーナ。その3人は全員悪魔だ。その事に気付いた私は密かに彼を警戒しているが怪しい所は見つかっていない。でも警戒は続けるつもり。
放課後、私は教室に忘れ物をしたことに気付き、教室へ取りに向かった。放課後の教室は夕陽の赤色で照されきれいだった。
教室には1人だけ何か作業をしている生徒がいた。近付いてみると、その子は上山君だった。
彼は今1人、話し掛けるなら今がチャンスね。
私は彼に声を掛けた………………
私が思っていた通り彼は面白かった!動揺し過ぎてコロコロ変わる表情も面白くて、Sな朱乃程ではないけど彼を可愛がるのは楽しかったわ!もっと話したいわ!
「だから、今話をしましょ!」
と誘ってみたら、彼の雰囲気が少し変わったように感じられたが会話に乗ってくれると予想していると、彼から
「すみません。今日はこの後用があるので帰ります。」
………え?え?彼は何て言ったのかしら?帰るの?
呆然としたままの私を残し、彼は教室を出ていった。
それから落ち着いて彼との会話を思い出すと、
「俺もグレモリーさんとは話してみたかったので残念ですが、またの機会があればいいですね。」
と彼の言葉もやんわりと私と会話したくないと言ってるように聞こえてくるし、彼は私が返答しにくい言葉を選んだのわね。彼、結構なやり手ね。
でも、この私リアス・グレモリーが簡単にあしらわれたのが悔しいわ。何かいい仕返しはないかしら?
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