原作前の学園生活
入学式から一週間
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配に気付かないのに、なんで数十キロ先の敵の気配に気付くんだ?奇襲が避けられないから全然役立たね。と言われていたかのにちゃんと忠告聞いとけば。考え過ぎてる場合じゃない、まだ俺が怪しまれていると確定した訳ではないので落ち着いて答えれば大丈夫なはずだ。
「な、なんでしゅか?」
噛んじまったー!ど、動揺し過ぎだろ俺!ヤバいって落ち着け、落ち着け俺。も、もう一度やり直せばいい。何も無かったような顔で答えればいい。一週間前の異世界を思い出せ、こんなの軽い問題だ!大丈夫だいける!
目を閉じ、深く行きを吸い込み。
「j$¥gh@@f5p75&?¥$e♪2&¥」
「………………………………」
おいー!何故に異世界語?動揺し過ぎだろ!グレモリーさんも無言になるよな。どうしよ?どうしよ?
「クスクス」
絶賛大混乱中の俺の横でグレモリーさんが顔をを下に向けながら肩を震わせながら笑っていた。
えー?なんでこの子笑ってるの?バカにされてるのか?頼めば何でも結局してくれる優しい(チョロイ)勇者として有名な俺でも頭にくるよ!
「ごめんなさい。貴方をバカにするわけではないの。貴方の顔の表情がコロコロ変わって面白くて。」
君は心を読めるのですか?とツッコミそうになったが、そんなにわかりやすくかったのかなあ?
「フフ、わかりやすいよ貴方。」
実は超能力者じゃないの?わかりすぎてしょ!考えちゃダメだ。このまま行けば墓穴を掘りそうだ、会話をしよう。まだそっちの方が言い気がする。
「そんなに緊張しなくていいわよ。落ち着いてからで大丈夫よ」
落ち着けって精神年齢ではこちらの方が上なのに年下の彼女の方が大人の雰囲気を感じるって泣けてくる。ゆっくり話そう。深呼吸して、
「フー、ありがとうございます。落ち着けました。えーと、俺に何かご用ですか?」
「違うわ。私は忘れていたノートを取りにやってきたのだけれど、貴方が1人だで何をしているのか気になったから声をかけたの。」
「そ、そうですか。でも俺は帰る用意をしていただけなんです。すいません期待させちゃって。」
俺は鳥居や数字が書かれた紙に10円玉とその上に人差し指をのせながら妖怪を出す儀式をしていた訳でもなく、夢のために必要な絵が上手な相棒をスカウトするため待っていた訳でもなく、身体が干からびる体質のせいで日が昇っている間は帰宅できない訳でもな
本当に帰り支度をしていたので彼女が興味を持つ要素はないはずだ。
長く彼女と会話するのは危険な気がするので、次に俺が「帰り支度もできたので帰りますね。」と言い会話を終えれば帰れるはず。作戦を実行しようとした時、
「そうね。少しは面白い事を期待してから残念だったけれど、貴方自身は面白かったわよ。」
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