第44話 スカさんからのお願い
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魔法だとどうしても爆発で目立つのでバインドのみ。
桐谷もクレイモアは禁止。爆発音が響くからな。
派手に戦うと管理局員が来るかもしれないし。
だけど………
「ったく、切りがない」
「レイ、どうします?」
星が虫たちにバインドを多重にかけ、虫たちを動けなくする。
「仕方ない、前方の虫を吹っ飛ばして逃げるぞ!」
「それしかないか…………」
「また走るの!?」
「加奈、文句を言うな!!星頼む!!」
「分かりました、皆さん道を開けてください!!」
ルシフェリオンを前に構え、星が言う。
「ブラストファイヤー!!」
星の砲撃が虫の大群に一直線に伸びる。
それにより虫達は吹っ飛び、目の前に一直線の道ができた。
「みんな行くぞ!!」
俺たちはその道をダッシュで進んだ。
「ふぅ、なんとか逃げ切ったな…………」
俺たちはあのまま虫たちを振り切り、綺麗な湖に出た。
日差しが湖に降り注ぎ、綺麗さを更に引き立てている。
「もうへとへと………」
加奈はその場にへたり込んだ。
「私も少し休みます………」
星もその場に座る。
やっぱり女の子にはキツかったかな………
「俺、少しこのへんの様子を見てくる、桐谷その間頼むな」
「ああ、気を付けてな」
俺は湖の周りを歩きだした。
「静かだな」
俺は歩きながら湖を観察していた。
「綺麗だ」
そんな感じで少し油断していたんだろう。
「おわっ!?」
いきなり茂みから何かが現れ、俺にぶつかった。
いつもなら警戒してぶつかったりしないのだが……………
だが、その衝撃は弱く、逆にぶつかったほうが軽く吹っ飛んだ。
「痛た………」
ぶつかった所をさすりながら俺はぶつかってきたものを見る。
どうやら虫ではないようだ…………って!!
「人間!?」
そこには気絶したピンク色の髪の毛の女の子と小さな白い竜がいた…………
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