第44話 スカさんからのお願い
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ああ、成る程。
「それを取ってきて欲しいってことか」
「その通り。すまないが………」
「それくらい構わないさ。………でもナンバーズに行かせても良かったんじゃないか?」
「ナンバーズには別にやってほしい事があるのでね」
「ナンバーズにね…………」
俺はそう言ってセイン達を見た。
「ライ行ったよ!!」
「任せて!!」
「うわっ!?ルー!そっち行ったっス!!」
「任せて、これで決める…………」
「ノーヴェ、そっちにいたか?」
「ううん、こっちには居ないよチンク姉。夜美は?」
「こっちもいないみたいだ」
「これでな…………」
遊んでばっかりじゃないのか?
前に来たときもウェンディ達は遊んでいたような………
「彼女達じゃないよ。トーレ、クアットロ、ディエチさ。彼女たちにはまだ早いからね」
まぁあんなんだからな………
何するか分からないけど、ウェンディなら100%失敗するところしか思い浮かばない。
「ふ〜ん。まあいいや。何処に行けばいいんだ?」
「第6管理世界のアルザス地方さ」
「で、何でお前らまで来てるんだ?」
「いいじゃない、手伝ってあげるんだから感謝しなさい」
「頼んでないし」
「いいじゃないか、俺にとってもジェイルが作ってくれたプログラムを試して見たいし」
「いや、戦闘になるとは限らんし」
「わ、私はレイがいないと不安で………」
「星、お前はそんなキャラじゃないはずだ!」
うる目で懇願する星。
俺を萌え死にさせる気か…………
今の会話で分かる通り、星、加奈、桐谷が付いてきた。
ここは一応管理世界なので管理局員も少なからずいるはず………
せめて星と加奈は帰ってもらいたかったが、星を見て折れた。
まぁ心配しすぎか。
只今俺達はアルザス地方にある大森林の中を歩いている。
探しているものは光蓮花と呼ばれる花で、白く透き通った花で、暗い洞窟の中で光輝くらしい。
それを探しに来ているのだが…………
「砕氷刃!」
氷の刃で茂みから出てきた大きな蜘蛛をバツの字に斬り付けた。
「何でこの世界は生物が大きいのよ!!」
フェアリーを操りながら加奈が叫ぶ。
加奈が叫ぶのも分かる。何せ襲ってきた生物が大体3メートル以上なんだよ。
俺でも叫びたくなるわ。
しかも…………
「どけっ!!」
ヒートホーンで近づいてきた巨大カブトムシを桐谷が吹っ飛ばす。
今俺達は大量の虫に囲まれている。それを相手にしてるのは俺と桐谷。
星と加奈は後衛でバインドとフェアリーによる攻撃で敵を抑えている。
星の
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