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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光
神の世界へ
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一人の霧雨 閃輝君です」
「初めましてですね、一応最高神をやってるエクナです宜しく」
「はっ初めましてぇ?!きききき、霧雨 閃輝ぃですぅ!?」

ガチガチと緊張しつつ伸ばした手でエクナの手を取り握手をする閃輝。目の前で全ての神の頂点に立つ存在とその夫である準最高神と対面している事で緊張がMAXになってしまい機械人形のようなぎこちない動きしかできずにいた。そんな閃輝に優しく笑いかけて挨拶をするエクナ。

「時の神かぁ〜、丁度クロノスさんが人手を回して欲しいって言ってたから有難いなぁ〜覇狼さんが認めてるんだから実力だって立つだろうし!」
「おやおやこれは随分と高評価ですね閃輝君?」
「え、えっと俺はその……そういう仕事は遠慮したいです……子供と妻達のそばにずっといたいので……」

閃輝の回答にまぁ!と嬉しそうな声をあげつつキョウスケへと顔を向けるエクナ。

「聞きましたキョウスケ様ぁ!?この子ったら神の仕事より奥さんや子供の方が大切ですって!!そんな風に思われる奥さん達が羨ましいなぁ〜」
「そこでなぜ俺に振る。俺とて十分お前を愛しているつもりだが」
「いやぁんもう覇狼さんの前で惚気ないで下さいよぉ〜♪」

くねくねと身体を揺らしながら顔を赤らめている最高神の姿を見た閃輝は何故か緊張しているのが馬鹿らしくなってきたのか全身から力を抜いて白けていた。

「覇狼さん……これが本当に最高神何ですか……?」
「ええ。これが最高神です、普段は夫のキョウスケ君に夜這いを仕掛けまくってる色神ですけど」
「……まあうん、閃輝とやら別に緊張する事など無いぞ。ぶっちゃけ普段のエクナに神の威厳を求める方が無理だ」
「御二人とも酷くないですか?!閃輝君私は偉いんですからどうぞ尊敬してください!」
「………まあ尊敬出来る所はありますね……その図太い精神と色欲だけは」
「新人の子にも見下された!?」

残念美人な神との挨拶も済んだ所で覇狼は本題へと話を進めた。

「例の神、参加しますよね」
「ええ確認していますよ、矢張り復讐ですか?」
「そんな事じゃないですよ。言うなれば……けじめを付けに来たんですよ私は」
「了解しました。では龍刃 覇狼と霧雨 閃輝の参加を正式に認めます」

時は来た。神々は後悔するだろう、嘗て最も恐れた最強の龍が磨きこんできた牙と爪を、自分達へと向けるのだから。
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