神の世界へ
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そんな龍神に認められ神の龍の力を得て神となった人間も十分すぎるほどに視線を引く理由となっていた。
「覇狼さん……」
「ええ気づいていますよ、私から離れないように」
周囲から向けられている視線は興味だけではない、悪意に満ちた視線なども含まれている。特に覇狼は神の中でも大きすぎる力を有しているからか良く思われていない。神が持つ力を明らかに超えている、それなのに上から力の制限などを一切受けていないのが主な理由だろう。そして今、一人の中級神が覇狼の頭部へと向けて力を使用しようとした時
「っ!!?ぐああああああ!!!!!!????」
突然その神は苦しみ悶え始め地面へと身体を転がした。閃輝は驚いたようにそちらへと視線を向けるとそこには二の腕から先が?げ地面へと転がっている様子であった。腕は段々と光の粒子へとなって消えている、覇狼は少々肩をすくめ目の前にいる男へ口を開いた。
「お久しぶりです。ですが出会い頭にそれは刺激が強すぎますよ?」
「それは勘弁して欲しい、こちら側の神が無礼を働いたのだ。それを制裁する必要があった」
覇狼の目の前にいた男は地面で苦しみに悶えている神の元へと向かい冷たく侮蔑の視線を投げかけた。
「貴様今何をしようとしていた……?」
「じゅ、準、最高、神様ぁ……何故、何故こんなぁ……!?」
「俺の質問に答えぬか、中級神も堕ちたものだな。貴様の言葉に答えるとすれば貴様よりも遥か上の神に手を出そうとしたからだ、貴様には地獄で償いを受けて貰う。ハデスの元で罰を受けるが良い」
腕を振るうと一瞬で消え去った神。その神は地獄へと送られ償いの仕事を熟させられるだろう。神を断罪した神、外見はただの人間にしか見えない姿だ。黒いシャツの上に赤いジャケットを羽織っている男、だがその男から溢れ出しているオーラは他の神を圧倒するものである。
「誠に申し訳無い事をしました。準最高神として謝罪致します、龍神 龍刃 覇狼殿」
「気にしておりません。私と閃輝君に実害はありませんでした、それより顔を上げてくださいキョウスケ君。それと敬語は無しで良いと言ったと思いましたが?」
「……そうでした、すまなかった覇狼」
「うむ。それでこそキョウスケ君です」
「あ〜覇狼さん!!お久しぶりですぅ〜!」
「こちらこそお久しぶりですエクナさん、1000年ぶりぐらいでしょうか?」
神殿の頂上部に位置する、ある執務室。そこへと通された覇狼と閃輝はそこで誰も見惚れるほどの透き通るかのような美しい蒼い瞳に綺麗に輝く金髪持った女神と対面した。女神は嬉しそうな声を上げて覇狼と会えた事に喜び思わず握手する。覇狼も彼女に会えた事に喜びつつその手を取る。
「あっこちらが覇狼さんのお弟子さんの新人の神ですね?」
「ええ。私の愛弟子の
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