半妖が見るは剣舞か争か
始まりの世界
半妖と少年の会合
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レイヴン教室にて
今日は教室内が騒がしい。というのも学院最強の生徒と学院唯一の男子生徒が初めて出会うのだから当然といえば当然である
ドアを開けて一人の生徒が入ってきた。先に入ってきたのは男子生徒の方である。そして授業開始ギリギリになって慌ただしくもう一方の生徒が入ってきた
黒「はぁ、学院長はなぜ私に男子用の制服をくれないのでしょうか・・・しかもその事で押し問答をしていたら授業が始まるギリギリの時間になってしまいましたし、最悪です」
言葉遣いは割と丁寧なほうだが内容は愚痴だった。
素早く自分の席に着くととなりの生徒を見て少し驚いた顔をして挨拶をした
黒「・・・!長らく隣が居なくて楽だと思っていたのですが、なるほどあなたが隣の席に座るのですか。お久しぶりです、と言っておきましょう。私は隣の席の黒銀と申します。以後お見知りおきを」
クラス中が黒の一言でざわめき出した。
なにせ学院最強の精霊使いが昨日入ってきた男の精霊使いと知り合いだったのだから
?「昨日この学院に入学したカゼハヤカミトだよろしく」
黒「この前は急に消えてしまい申し訳ありません。ですがなかなかに面白い体験ができたのではないでしょうか」
カミト「散々な目にしか合わなかったけどなぁ」
黒「それはそれは・・・誠に申し訳ありません。ああそれと再開してすぐにこんな事を頼むのも非常識なのですが、私と決闘をしていただけないでしょうか?」
その瞬間教室中にどよめきが走った
先生でさえも呆然としている
それはカミトの目の前に座っている少女が自分から決闘を挑むことがどれだけ異質であるかを示していた
カミト「・・・俺なんかでよければ相手になるがどうして俺を選ぶ?」
黒「自分の行いを探って見なさいな」
そうして俺が左手の黒の手袋と右手の刻印を見るとその視線に気づいたのか
カミト「なるほどな。つまり俺の力がどんなものかを見ておきたい。そんなところじゃないのか?」
なんて言ってきた。惜しい若干違う。
俺が見たいのはあくまでカミトと精霊がどれほど繋がっているか、そしてカミトの姫巫女としての素質だ
まあわざわざそれを教えてやるほど俺もお人好しじゃないので
黒「まあ、そんなところです」
と言っておいた。
今日はまだまだ終わらない
昼休みにて
最近思うのは口調が段々紫に似てきたということだ。
非常に腹立たしいがもうどう仕様もない気がする。
だって癖になっちゃったんだもん。
内心では口調は荒いが口から出る言葉はほとんど全てが丁寧な口調になっている。
なので他人からはもっと崩した喋り方をしてもいいんだよ?的なことをよく言われる。
全くいい迷惑である
さて、なんでこんな話を始めたの
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