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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
神の領域
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不意を突かれたことで驚きの表情を浮かべているレオンたち。それを見てウェンディが、何かに気付いた。

「もしかしてこれ・・・ローグさんの魔法?」
「ローグさん?」

何を言っているのか俺は最初わからなかったが、どうやら未来からやって来てドラゴンたちを暴れさせているのはローグさんらしい。そして彼が未来で編み出した秘術『操竜魔法』でドラゴンたちを操り暴れさせているのだとか。

「ローグさんは扉が壊されるのを恐れてるっこと?」
「わかんない・・・けど、そうじゃないとジルコニスにシェリアたちを襲わせる理由がないよ」

ジルコニスに離れたところから指示を出して、エクリプスを破壊されるのを拒もうとしている。これはもう・・・

「シリル!!」
「ウェンディ!!」

扉が破壊されればこの状況を納めることができる。そう確信を持った俺たち。そしてそれに、彼らも同じように気付いてたのだった。

「俺たちが扉を壊す」
「だから二人はこのドラゴンを止めて!!」
「「うん!!」」

扉はレオンたちが破壊する。だがジルコニスに邪魔をされればそれは到底できっこない。だから、彼を足止めする者が必要なんだ。

「天竜の・・・」
「水竜の・・・」
「「咆哮!!」」

ジルコニスを扉から遠ざけるため、全力のブレスを奴の脇腹に叩き込む。それにより、ジルコニスを引き剥がすことができた。

「よし!!」
「シェリア!!レオン!!今のうちに!!」
「「わかった!!」」

扉に向かい合う二人の神と、彼らの前に立ち、ドラゴンと向き合う二人の竜。

「扉は破壊させん。絶対にな」

焦りにも似た表情のジルコニス。だけど、ここは絶対に邪魔させる訳にはいかない。

「もう遅れは取らないよ」
「私たちはあなたを食い止めます」

皆さんを守るために俺たちがするべきこと。俺たちにしかできないこと。それを今は何よりも優先する。だから、そっちは頼むよ、レオン、シェリア。























レオンside

「早くやろう!!レオン」
「はいよ」

シリルたちがあの大きいのを止められている時間はたぶん限りなく短い。となると、この扉を破壊するのに裂いていられる時間はかなり少ない。故に全力。できるならば一撃で粉砕するべきだ。

「「滅神奥義!!」」

二人の声が丁度被さった。アイコンタクトをしたわけでもない。打ち合わせをしていたわけでもない。でも、考えたことは一緒だった。神をも倒すことができるとされる魔法の最上級の魔法。これを繰り出しさえすれば、ききっといけるはず・・・

「天ノ叢雲!!」
「絶対零度!!」

両手を高く上げ、羽のような黒い風を集め、
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