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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
神の領域
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滅竜魔導士《ドラゴンスレイヤー》を投入しても勝てないってことは、他のドラゴンを倒せてるわけねぇ。ラクサスも傷だらけの状態でも頑張ってんだろうし、ちょっとばかし助けてやるか。

「波動砲・・・」

俺は両手を高々と掲げ、魔力の巨大な球体を作り出す。普段の大きさの倍以上。これで壊れなきゃどうしようもねぇ!!

「大玉の章!!」

自らの数倍は優にある巨大な球体を、扉へと向かって投げつける。魔法が当たった扉からは、大魔闘演武の際の試合開始の銅鑼のような、大きな音が響き渡った。

「おおっ!!」
「すごい・・・」
「これならいけるかも」

青猫、ユキノ、ミラジェーンがそれを見て手応えを感じている。結構な勢いだったし、まぁ楽に壊れて・・・

「は?」

煙が晴れたのを見計らって扉の方を見上げる。それと同時に俺は思わず素頓狂な声をあげてしまった。なぜなら、俺の波動を受けた扉は、傷一つつくことなくそびえ立っていたのだから。

「ウソ〜!!」
「そんな・・・」
「あの攻撃でもダメなのか」
「固すぎだよあの扉!!」

シリルの相棒の茶猫を始めとする猫軍団がそう言う。

「魔力耐性の高いマグナニウム合金を使っている。簡単に破壊など・・・」

魔力耐性の高い金属を使ってんのかよ・・・こりゃあ骨が折れそうだ。

「それでも・・・」

どれだけの力をぶつければ壊せるのか検討もつかない扉。しかし、この作戦を持ち寄ってきたルーシィの目は死んでいなかった。

「ありったけの魔力をぶつけるしかないわね!!」
「はい!!」

そう言うとルーシィとユキノは鍵を上空へ投げる。そこから二人は手を取り合い、膝をつける。

「開け」
「十二門の扉」
「「ゾディアック!!」」

体を反らせ、魔力の光に包まれていく二人の星霊魔導士。彼女たちの周りに、黄道十二門の星霊たちが現れ始める。

「ほぅ」

思わずその光景に見入る俺たち。すげぇ魔力だ。だが、ちょっと弱ぇ気もするな。
一人そんなことを思っていると、彼女たちの星霊は扉へ向かって突進していく。十二体の星霊による総攻撃。しかし、それでも扉は壊れることはなかった。























シリルside

「うおおおおおお!!」

ジルコニスの咆哮。それにより空気が大きく振動する。

「っ・・・」

俺は腕を体の前でクロスさせ、その衝撃に耐えようと体に力を入れる。

「どわっ!!」
「きゃっ!!」

だが、疲労もピークに達しつつあり、俺もウェンディも少し耐えただけで簡単に吹き飛ばされてしまった。

「くぅ〜!!あっちは全然疲れてないじゃん」

こっちは息も上がり
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