ゲームのry
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「ゲームしようぜ…」
大元剛の雰囲気が変わった。
その通り、基本的に人は怒れば雰囲気が変わる。
しかしながら、剛の変わり様は異脱していた。
言うなれば、武藤遊戯が闇遊戯に変わったように。
言動も、態度も、その身に纏うオーラでさえも。
さらに言えば、剛を援護するかのように後ろに控える白い竜が、その威圧感を上乗せいているのだ。
「ゲーム…だと…?」
「そう、ゲームだ。
無論、敗者には勝者の言うことを聞くギアスが発生するがな」
「…そんなものは必要ない。
我々はお前達に戦争遊戯を申し込む」
戦争遊戯、ね。知ってるよ。
ファミリア同士の決闘で、勝者は敗者に、何でも、幾つでも絶対順守の命令が出来る。
俺が今提示した内容と同じだ。
「その戦争遊戯が一対一だろうと団体戦だろうと、傷つく者がいると言うことぐらい分からないわけではないだろう。
俺が先程提示したゲームは、早く終わる上にイカサマの仕様がなく、簡単で誰も傷つかない。
まぁどのみちその戦争遊戯で出るのは俺に帰結するわけだから、万が一やったとして、死者が出ないなんてあり得ないと思っておいてくれよ?」
さぁ、どちらを選ぶ?と、下素顔を浮かべて団長さんを見る。
ぐぬぬな顔をしている団長さんはまよっているそうだ。
「…分かった…それで行こう…」
はいまいどー。
「さて、今回使うゲームはこれ。”青髭危機いっぱちゅ”だ。
この青髭くんを樽の中央に入れ、押し込む。
そしてこのプラスチック製のナイフを、樽の各所に開けられた穴に差し込んでいく」
俺はサクサクとナイフを差し込む。
「そして、この穴の何処かにあるスイッチを押してしまうと…あれ?…ここか?…ふん…あれ?」
おかしい。何本も刺していると言うのに一向に飛び出さない青髭君。
もう穴が2個しか無いんですけど。
ここまでいくと凄いんじゃなかろうか?
”カシャポンッ”
「っと、このように青髭くんが飛び出す。
このゲームの勝敗は、青髭君を飛ばせてしまった方の敗けとなるので、慎重に刺していくことをお勧めする。
まぁ完全にランダムだから俺にもわからないんだけど」
跳んだ青髭君をキャッチして、そう言った。
正直泥臭い戦争遊戯よりも、手軽に出来るゲームの方がよっぽどましだろうに。
「さて、誰がいく?団体戦でも良いぞ?」
「…運が悪ければ一刀目で終わる事もあるだろう。
団体戦で行かせてもらう!」
「じゃあ四人選んでくださいな。
こっちは先に順番決めちゃいますから」
そうして決まったメンバーはこちら。
ソーマ・ファミリア
1 リリルカ・アーデ
2 ケビン・マクライト
3
4 タケル・オオモト
アストレア・フ
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