序章 出会いのハルジオン1
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てのとホント神出鬼没だなーって思いまして。何なの?ミスディレクション使えちゃうの?幻のシックスメンなの?」
「あい!猫ですから。」
猫関係あるのだろうか。まあ、可愛いから許しちゃう!
「でさ、シン」
「なんだいハッピーたん?」
「そのキモいから呼び方はやめて。猫好きなのは嬉しいけど…」
「ぐっっ、すまん」
女子に言われて辛いことランキングベスト『キモいからやめて』をまさか親愛なる猫様に言われてしまうとは不覚。あんなに戒めてたはずなのに。
てか、ケットシェルターといいフェアリーテイルといいドラゴンスレイヤーはみんな
猫飼ってるけど羨ましい限りである。俺も滅竜魔法つかえたら!!!出でよ俺のドラゴン!
……。
そもそも俺魔力なかったの忘れてた。残念。
「それはともかくシン。ナツどうしよ。よくよく考えたら迷子になった矢先に町とか壊しそうでしオイラ心配だよ…」
「あー、確かに」
先ほどからハッピーナツと呼ぶ少年。ナツ・ドラグニル。失われた魔法ロストマジックの1つである滅竜魔法の使い手である。身体を魔力によって強化し竜の体質に近づけたその一撃は最終形態で竜のそれと同じと言われている。
最終形態でなくともその威力は町1つ壊滅させるなど容易く行えるほどで彼は実際に町や文化財など数多く破壊しており、その暴れっぷりから『火竜のナツサラマンダー』という名で王国周で有名だ。
しかし、そんな彼一人でも手を焼く存在なのにこれ以上か同等の問題児がギルドにはわんさかいると考えたら俺だけでどうこうできるのろうか…。
…無理だ。
「まあ、流石に次の駅は終点だし町うろついてりゃ会えるら」
「それもそうだね。じゃあ取り敢えずごはんでも食べ行こうよ。オイラお腹減ったのです」
グギュイイイイと可愛らしく鳴るお腹を両手で抑える。
「まあそだな。うんじゃいくとするか!」
「あいさー!」
一人と一匹は駅を出て昼食を食べるべく繁華街に向かうのだった。
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