暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1258話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
うことで、ミロンガ改の使用する武器に関しての補充はナデシコの経費で行う事。
 まぁ、ミロンガの武器で補充が必要なのは肩のミサイルだけだが。
 S-11ミサイルを使うわけにはいかない以上、間違いなく威力は下がる。
 だがそれでも、元々攻撃手段の少ないミロンガ改だ。ミサイルというのも重要な攻撃手段なのは間違いない。
 ……いや、それでもミサイル以外にはビームサーベル、ビームマシンガン、エナジーウィングの3つの攻撃手段があるんだけどな。
 ただ、ニーズヘッグは例外として、サラマンダーに比べても攻撃手段はそんなに多くない。
 移動目的のサラマンダーより攻撃手段が少ないってのはどうかと思うんだが、そもそもミロンガ改は俺が素性を隠して使う機体として改修されたものだし、贅沢は言えない。まさか、素性を隠しているのに、T-LINKシステムとかを使う訳にもいかないし。
 ただ……ナデシコの目的が火星となると……
 俺が契約書を見ていたエリナへと視線を向け、その疑問を口にする。

「ナデシコの目的地が火星となると、ミロンガ改で使うミサイルはそう簡単に補充できないんじゃないのか?」
「地球上にいる時よりも補給が難しくなるのは事実だけど、それなりの量はナデシコに積み込んでいくわよ」

 そうだよな、普通はこうやって武器をどうにかやりくりするんだよな。
 シャドウミラーの機体は基本的にビーム兵器が主体で補給を必要としない機体が揃っているし、推進剤やエネルギーが不足するという事もないから、その辺の感覚が鈍っている。

「それでも火星まで向かうなら、当然時間が掛かる訳で……そうなると、ミサイルの使用はなるべく避けた方がいいか」
「それは当然ね。そもそも、ミサイルは1発でも結構高額なんだから。ミロンガ改だったわよね。あの機体にはビーム兵器が積まれているし、そっちならエネルギーが切れない限りは弾切れがないでしょ?」
「エネルギーが切れる? ……ああ」

 そうか、そう言えばミロンガ改についての調査をさせないって事になれば、ブラックホールエンジンについても黙っている事になるのか?
 けど、整備をするんだから、いずれエネルギーの供給とかそっち関係についての話はしなければいけない訳で……しょうがない、か。

「エネルギー切れはない」
「は? どういう事?」

 キョトンとした顔で俺の方へと視線を向けてくるエリナ。
 普段がキツイ顔立ちだけに、こういう表情はちょっと珍しい。
 いや、そこまで長い間エリナと一緒にいる訳じゃないんだけど。
 実際、まだ1時間かそこらだし。
 それでもエリナの性格は大体理解出来ている。
 まぁ、エリナの全てを理解しているとはとても言えないけどな。精々表面的なところだけだし。

「聞いての通りだ。俺の機体……ミ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ