第4話 誰かの為に
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瑞鶴は夢を見ていた。
そして目の前には仮面ライダー3号が立っていた。
3号の足元には一人の人間が倒れていた。
3号はトライサイクロンに乗り走り出した。
瑞鶴はそれを見て黒井響一郎の罪が消える事はないと。
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目が覚めた瑞鶴は自分に掛けられた毛布を見た。
そして黒井が居なくなった事に気づいた。
「翔鶴姉!起きて!」
そう瑞鶴は翔鶴を起こした。
「どうしたの?瑞鶴?」
そう翔鶴は瑞鶴の方を見た。
そして翔鶴はベットで寝ている筈の黒井響一郎が居なかった。
それに驚いた翔鶴は辺りを見ていた。
「とりあえず翔鶴姉!探そうよ!」
そう瑞鶴は翔鶴に言った。
「そうね!」
そう言って翔鶴は走り出した。
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黒井はトライサイクロンの点検をしていた。
「戦えばまた誰かが死ぬ、戦わなければ誰かが傷つく」
そう言って黒井はポケットに入れていたカイザフォンを片手に持ちながら言った。
「あっ!いた!」
そう瑞鶴は黒井を見るなりそう言った。
「どうした?そんなに慌てて」
そう黒井はカイザフォンをポケットに戻した。
「どうしたじゃありませんよ!なんでベットから起きて車の整備をしてるんですか!」
そう翔鶴は黒井に言った。
「俺はいつでも戦えるようにするためだよ」
そう言って黒井は手拭いで汗を拭いて立ち上がった。
「一つだけ聞きたいんだけどあんたはどうして私達をそこまで守るために戦うのよ」
そう瑞鶴は黒井に聞いた。
「俺は仮面ライダーだから人間と艦娘の自由と平和の為に戦うと誓っているんだ」
そう言って黒井は歩き出した。
悲しみと罪で染まった手を拳にして二人を後にした。
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黒井はおはぎとコーヒーを飲みながら書類を書いていた。
「あの、司令官さん書類が書き終わったのです!」
そう暁型四番艦の電は黒井に言った。
「ああ、すまないな今日は瑞鶴の当番なのに」
そう言って黒井は戸棚から饅頭を電に渡した。
「あの、よかったのですか?」
そう電は黒井に聞いた。
「ああ、気にせずに食べてくれ」
そう言って黒井は電の頭を撫でてデスクの上に置いていた写真を見ていた。
そこには黒井響一郎と本郷猛と一文字隼人の三人で写っていた。
「お友達の写真なのですか?」
そう電は黒井に聞いた。
「ああ、昔からのな」
そう言って黒井は書類を書き終えて間宮に向かうことにした。
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翔鶴と瑞鶴は片手に弓を持ちながら訓練をしていた。
「二十pずれたわね」
そう翔
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