暁 〜小説投稿サイト〜
IS〈インフィニット・ストラトス〉駆け抜ける者
第1話
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「目が覚めたら、全部終わってるから。そうだ、最後に、名前、教えて?」
「…『丹下智春(タンゲトモハル)、…」

眠気に身を任せ、俺の意識は闇に落ちていった。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

『…き…、…さ……』

眠い、ただただ眠い。

何か夢をみた気がするが、全く思い出せない。

『お…ろ、あ…だ…』

にしても何やら聞こえる。しかも我が身を揺さぶっている。

「…誰だよ?」
「お、起きたか?」

どうやら、誰かに起こされていたらしい。全く一体誰が…、…んんん?

妙だ、何かおかしい。

そもそも俺は、ダンプに跳ねられ死んだんだろ?それが何で何者かに起こされてるんだ?

「…おい、二度寝か?」
「…!い、イヤイヤ、今起きる」

そう、百聞は一見にしかず、だ。見ればわかるだろう。

むくりと身を起こし、目を開いて周りを見る。

広めのお部屋、ふかふかなベッド、

「珍しく目覚めが悪いな、何かあったのか?」

そして、こっちを見ている織斑一夏。

「!!!???」
「何だよ、その反応?」

思い出してきた、夢の内容。

騙された、と気付くも時遅し。俺は、ISの世界に転生してしまっていた。
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