病院へ
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
辺りを跳弾が飛び交う。
白露「好き勝手やってくれちゃって！」
速度を落とすと攻撃に当たる。
白露はフルスロットルで走り続ける。
敵駆逐艦2は白露を攻撃し続け、
敵駆逐艦1は偏差射撃で、白露の前方を攻撃
家屋が破壊され、
ガラスが壁の破片が雨の様に降り注ぐ、
暁は赤ちゃんを胸に抱き、白露にしがみつく。
白露と暁に挟まれ、赤ちゃんは怪我を負う事は無かった。
が、白露はもろに破片を受け、
頭や腕から血を流している。
バイクの振動が傷口に響く。
暁「白露！このままじゃやられる！」
白露「いたたたたっ！分かってるけど、他に道は無いよ！」
しばらくは曲がり道のない、直線道路
砲撃を受けた電柱が倒れてくる！
暁「危ない！」
白露「このぉ！」
車体を寝かせ、スライディング！
バイクのスタンドが吹き飛び、
道路に接触している車体は火花を散らす。
柱の隙間をスレスレにくぐる。
巧みなテクニックで走行状態のまま姿勢を起こし、電線の束の上を走る。
敵駆逐艦1「ヨケタカ、ダガ、コレデオワリダ、シネ！」
マンションの貯水タンクの台座を破壊。
タンクが目の前に落ちてくる！
白露「くっ！」
防波堤を登る。
狭い防波堤を3人乗りのバイクで疾走する。
タンクは弾け、大量の水を道路にぶちまけた。
先程の電線が火を吹き、そこら中でバチバチ火花を散らす。
暁「あのまま道路に居たら、感電してたわね」
白露「もっとまずい状況かも！」
駆逐艦2隻の攻撃が白露達に集中！
避けきれず、白露、暁は被弾した。
白露「アタタタタッ！」
暁「痛い痛いって！」
敵の砲撃により、
目の前の防波堤が砕ける！
白露・暁「きゃーー！！」
バイクの前輪が脱落し、白露と暁を川岸に投げ出した。
フレームが歪んだバイクはそのまま道路に投げ出され、何度も横回転をしながらバラバラになっていった。
白露、暁もスピードがつきすぎていた為、
地面に着くなり、激しく転がり、
全身を強打、十数メートル転がり、ようやく止まった。
暁は赤ちゃんを庇った際、頭を強く打ち、気を失った様だ。
全身に痛み感じる、
力が入らない。
早く逃げないと、、
仰向けに寝転がる。
吸い込まれる様な青い空、
遠くて手が届かない筈なのに、
今は凄く近い。
意識がふわっとする。
首を寝せる。
川岸には歓喜している敵達
白露(やられちゃうのかな、わたしたち、、)
赤ちゃんの泣く声も遠く聞こえる。
敵駆逐艦1「トドメ、ダ」
砲門がゆっくりと暁に照準を合わせる。
白露(だ、だめ、はやく、、逃げて、、！)
体が言う事を聞かない。
全身に広がる痛みを堪え、
這うように手を伸ばす。
敵駆逐艦1「シネ！」
白露(、、間に合わない、、)
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除