29話 ギレンの遺産 2.21
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す。それで議会に持ち込めると」
「あー、バウアーはダメだ。彼も黒幕ながら中立気取りだが、損得勘定してしまう。ゴップはその点長年巣窟に住みつき、考えが突き抜けている。そして何より議会で一番融通が利く。バウアーやコリニーがダメと言えない人物だ。彼が面白いと思えばそれで事が済む」
ガエルはカイの話を黙って聞いていた。主人の読みが甘かったのか?主人も人である限りは誤りはあるだろうとガエルは考えた。ここはガエルの決断に掛かっていた。主人へ連絡する程最早時間は無かった。
ガエルは決断した。主人の最終的な望みはあの憲章の議会公開。
「分かりました。カイさんに任せます。まずは憲章を運び入れるにルート確保からゴップ議長通じて宜しくお願い致します」
カイは頷き、紅茶を互いに一気に飲み干した。
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