暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第66話 大型転送装置
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して、スイッチを引っ張った。

『プロテクトの解除を確認、ラグナロクへの転送座標入力を開始します。中心部へ戻り転送装置の確認をお願いします。』

そしてルインは下のシャッターから再び中心部に戻り始めるのであった。

中心部にいたエックスとゼロは、転送装置の確認をしていたが、中心部の部屋の異変にエックスとゼロは身構えた。

「エックス…」

「分かっているよゼロ。あれは、ランダム・バンダム。かつて僕が戦ったランダ・バンダというセキュリティシステムをベースにして造られた敵なんだ。」

それぞれの武器のエネルギーチャージを終えた二人は巨大メカニロイド、ランダム・バンダムが出現した瞬間に攻撃を繰り出す。

「ダブルチャージショット!!」

「はああっ!!」

ダブルチャージショットとチャージセイバーが同時に繰り出され、直撃を受けたランダム・バンダムだが、すぐさま部屋全体を跳ね回る。

攻撃を喰らわせようとするが、ランダム・バンダムの動きが速くて捉えられない。

そして中央に戻った瞬間を狙って、ゼロはバスターを構えてバーニングショットを放ち、エックスはメガアックスを叩き込む。

ランダム・バンダムが隔壁の中に消えていき、そして壁のパネルが裏返るのと同時にレーザーを放ってきた。

「避けて!!」

「分かっている!!」

パネルが数枚裏返り、レーザーを放ってきたが、弾速が遅いので回避は容易であった。

再びランダム・バンダムが出現し、光弾を放ってきた。

「喰らえ!!」

それを回避しながら、今度はゼロナックルのチャージ攻撃を繰り出す。

「ドリルロッド!!」

ゼロから手渡されたチップをバスターに組み込み、猛烈な勢いで回転するドリルでランダム・バンダムのボディを抉る。

使用制限はあるが、かなり強力な武器だ。

攻撃を受けたランダム・バンダムが再び隔壁の中に戻るとパネルが裏返り、ショットを放ってきた。

「ぐっ!?」

「ゼロ!!」

咄嗟にシールドを構えたエックスとは違い、シールドを持っていないゼロにショットが掠る。

「…トラクターショット!!」

バスターの銃口に電撃弾が現れ、パネルから放たれるショットが吸収されていく。

この技はミノ・マグナクスのDNAデータを解析して編み出した技であり、特定のショットを吸収して電撃弾の攻撃力に変換する技なので、ショットを吸収するごとに威力が上がっていく。

全弾吸収し、隔壁からランダム・バンダムが姿を現すと、エックスがダブルチャージショットとメガアックスによる三連撃を浴びせ、ゼロの方を振り返る。

「ゼロ!!」

「ああ、これで終わりだ…!!」

バスターの銃口から特大の電撃弾が発射され、ランダム・
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