第43話 ゼストさん、スカさん家に行く
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っている。
「誰でもいいからトーレ起こしてきなさい………」
ウーノは溜息をつきながら喧嘩している3人に言ったのだった。
結果………………………
「ふぇ〜ん…………」
「セイン、元気出して……………」
「うぅ、ルーちゃんありがとう……………」
頭に大きなタンコブを作って泣いているセインをルーテシアが慰めている。
「すまなかった…………」
「トーレ、あなた一週間禁酒ね」
「ま、まてウーノ!それだけは!!」
腕を掴み、一生懸命懇願するトーレ。
「駄目です、あなた飲みすぎなんです。少しは自重なさい」
そんな…………と絶望しているがウーノはそっぽを向いている。
「そう言えばクアットロとディエチは?」
呼びに行ってから2人は帰ってきてない。
流石に遅すぎるような…………
「ノーヴェ、ウェンディ、おかずつまんでないで食べる準備をしておいて。私はドクターを呼んでくるわ」
「分かった」
「OKっス〜」
ウーノは2人に任せてスカリエッティのラボに向かった………………
「さてと………………」
ドクターのラボの前に来てみましたが、部屋の中がものすごく静かです。
もしかして寝ているのかもしれません。けれどそれならクアットロとディエチはどこに………
そう思いながらラボにウーノが入っていった。
「うっ、酒臭い…………」
ラボの中は酒の臭いで充満していた。
「ドクター……………」
ドクターにしては珍しく酔いつぶれたようだ。
床に大の字になって寝ている。
騎士ゼストはラボにあるソファーに座って寝ていた。
取り敢えず私はドクターを騎士ゼストが寝ている反対側にあるソファーに運ぶことにしよう。
「……………ウーノか?」
「騎士ゼスト、起こしてしまいましたか?」
「いや、構わない。…………少し眠っていたようだな」
「はい」
「全く、お前のドクターときたら飽きずに娘達の自慢と愚痴をずっと聞かされたぞ」
「も、申し訳ありません…………」
「まぁ、俺も中々楽しかったから構わないが…………時にウーノ、妹達を余り甘やかしすぎるのはいけないな」
「うっ…………やはりそうなのでしょうか?」
今度真剣に零治君に相談することにしましょう。
「そうだ。食事が出来たのですが、騎士ゼストはどうしますか?」
「俺はこのまま休む。食事はいい」
「分かりました。よければお風呂はどうですか?」
「風呂?」
「湯あみですよ」
「……………そうだな、せっかくだからそうするか」
「では、案内しますよ」
私はソファーにドクターを寝かせ、騎士
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