第43話 ゼストさん、スカさん家に行く
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二人は部屋を出ていきました。
クアットロはあの事件以来、服に気を使うようになったのですが、外のものに興味を持ったのか、定期的に近くの街に行くようになりました。ディエチを連れて…………
いつも強引に連れていくような気がしますが、ディエチも買い物嫌いでは無いので嫌がってはいないようです。
「セイン、回復薬を分けてくれ!!」
「えっ!?私無いよ!!ルーお嬢様は?」
「私もない……………」
「ちなみに私もないっス!!」
「威張るな!!」
ウェンディ、セイン、ノーヴェは暇さえあればゲームをしています。
何かやっとG級を受けられるって更に気合が入ってましたが、何の事かサッパリ。
あの3人はこれでいいのか正直分かりません。
恐らく駄目な気がしますが……………
今度、零治君に聞いてみることにしましょう。
「あら、もうこんな時間。食事の準備に取り掛かろうかしら…………」
そう呟いて、ウーノは台所に向かった………
「ただいま!」
「ただいま………」
リビングにそんな声が響く。
時刻は7時前。ウーノもとっくに食事の準備を終え、4人(セイン、ノーヴェ、ウエンディ、ルーテシア)のやっているWIIを見ていた。
4人は飽きたのか、途中からWIIで遊び始めていた。
トーレはソファーに気持ちよさそうに寝ている。
今帰ってきたのは買い物に行ってきた2人だ。荷物を持ってきていない所を見ると、2人とも先に自分の部屋に荷物を持っていったようだ。
「おかえりなさい二人共、今帰ってきて悪いのだけれどドクターとゼストさんを呼んできてもらっていいですか?」
「分かったウーノ姉」
「ディエチ、私も行きますわよ」
二人は部屋から再び出ていった。
「さて。セイン達も一回ゲームやめなさい、ご飯にするわよ」
「みんな……………ご飯」
「そうっスね」
「お腹減った〜」
「飯何かな?」
WIIを終わらせた4人がテーブルにつく。
「みんな、お皿とか準備して。それと、寝てるトーレを誰か起こして上げて」
それを聞いて3人は顔をしかめる。
まず、最初に行動を起こしたのはセインだった。
「ルーちゃん、一緒に準備しよう!」
「うん、いいよ……………」
セインはルーテシアの手を掴み、台所へ向かう。
「あっ、ずるいっス!!」
「私がルーの面倒を見る!!」
ウェンディとノーヴェがセインからルーテシアを奪い、喧嘩を始めた。
これで分かったと思うが、セイン、ノーヴェ、ウェンディはルーお嬢様と呼ばなくなった。
セインはルーちゃん、ウェンディとノーヴェはルーと。
今まででかなりフレンドリーにな
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