暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1257話
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にコロッと男に引っ掛かりそうな気がする。

「実際、男と付き合った経験とかあるのか?」
「ないわよ! ……じゃなくて、何で私が会ったばかりのアクセルと恋愛について話をしないといけないのよ! ほら、いいから部屋の中に入る! こんなところを誰か他の人に見られたりしたら、それこそ変な誤解をされかねないわ」
「ネルガルの会長秘書が、怪しげな男に誑し込まれてるって?」
「い・い・か・ら・は・い・り・な・さ・い!」

 下らない軽口に構っていられないとでも言いたげに、一言ずつ強く言葉に出しながら俺を部屋の中に連れ込んでいく。
 勿論エリナの部屋ではなく、俺の部屋だ。
 中に入ると、そこにあるのは正直さっきまでいた部屋と殆ど変わらないように見える。
 ただ、幾らか部屋の家具とかは上の品質になっているような、なっていないような……そんな感じ。
 ただ、部屋の広さだけはさっきの部屋よりも広い。

「何だ、別にさっきと殆ど変わらないじゃないか」
「それはそうでしょ。だってアクセルは何も荷物を持ってないんだから。あ、でも明確に違うのはお風呂ね。さっきまでアクセルがいた部屋にはシャワーしかなかったけど、ここはきちんとお風呂があるわ。勿論そんなに大きくはないけど」
「それは結構嬉しいな」

 そう告げ、俺はベッドへと腰を下ろす。

「……言っておくけど、変な真似をしたら大声を出すからね」

 ベッドに座ったのがエリナにとっては意味深な出来事だったのか、牽制するようにそう告げると、自分は机の近くにある椅子へと腰を下ろす。
 そして俺の方へと椅子を向けると、そのまま足を組む。
 いや、変な真似云々って言うけど、そうやって短いスカートで足を組むと挑発しているようにしか見えないんだが。
 ストッキングを履いているが、人によってはそっちの方がそそられるって事もあるんだし。
 この辺、無意識にやっている辺り色々と隙が多いというか、なんというか……

「さ、まずはこれからの事について話しましょうか」

 エリナは笑みを浮かべ、そう告げるのだった。
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