第2章:埋もれし過去の産物
第30話「とりあえず」
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ロストロギア...なんかとんでもない事は大抵使われる便利な言葉みたいになってるな。
「...そう言えば、司さんが明らかにおかしい次元渡航者がいたって...。」
「.....その通りだ。僕らは彼女らを追ってきたんだが....まさか、偽物が大量に発生する状態になっているとは思わなかった。」
「...今起きている事件の内容。知っている限り僕らにも教えてくれないか?」
元々僕らは情報が欲しかったからな。こうなったからにはクロノに聞いた方がいい。
「あまり分かってはいないが....。」
「―――..と言う事だ。」
「なるほど...。」
まとめると、
・アミティエ・フローリアンと名乗る無断次元渡航者を追いかけて地球に来た。
・その時、地球では魔導師の偽物が大量に発生する事件が起きていた。
・次元渡航者を探すついでに偽物の対応も現地の魔導師で行っている。
...って所だな。
「そして、今は状況が動き、はやて...彼女の所で一悶着あった所だ。」
大きなモニターの一端に映る茶髪の少女を示すクロノ。
そのすぐ傍には、桃色の髪の少女がいた。
「アミティエ・フローリアンの妹らしい。名前はキリエ・フローリアン。彼女は“砕け得ぬ闇”なるものを探しているそうだ。」
「“砕け得ぬ闇”...!?」
それは、僕が覚えている“原作”の内容で、リヒトが記録していた文献にもあった...。
「そして、偽物とはまた違う、偽物....。」
今度は高町さんとテスタロッサ妹さんとそれぞれのそっくりさんが映し出される。
「明らかに他の偽物とは逸脱した性格、魔法の運用から、他の偽物とは区別して捉えている。どちらも手強いが、容姿の元となった二人がそれぞれと今戦っている。」
「.....。」
戦っている二人が映し出され、また八神さんの方が映される。
「クロノ大変!はやてが...はやてが負けちゃった!後、はやてのそっくりさんも!」
「なに!?くっ...司と神夜と奏はまだか!?」
「今、来た所!」
状況が動いたらしく、あのクロノが慌てている。
「(...ところで王牙は?)」
名前も出ないほど期待されていないのだろうか?
もしくは、既に撃墜されて医務室にいるとか...。
「撃墜した奴は!?」
「っ...言い損ねていた事だが、おそらく“砕け得ぬ闇”だ...!」
「なっ.....!?」
その言葉に、思い出されるのは文献にあった言葉。
―――砕け得ぬ闇が現れし時、世界は破滅を迎えるであろう。
「っ....ごめんクロノ!嫌な予感しかしない!」
「ちょ
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