第三百八話
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第三百八話 コツを
亜美達は実験をしていく中でだ、確かに失敗ばかりだったが。
自分でもだ、セレニティとアルテミスに言った。
「まだいっこも出来んけどな」
「塩はですね」
「それは」
「ああ、けどや」
それでもというのだ。
「コツが出来てきたわ」
「そうですか」
「それがですか」
「出来てきた、そやからな」
だからというのだ。
「このままやっていったらや」
「そのコツがですか」
「塩を造ってくれますか」
「そうなるかもな」
「では、ですね」
「このまま」
「実験やってこか」
幾ら失敗してもというのだ。
「そうしよか」
「そうですか、では」
「このままですね」
「ああ、実験していくわ」
塩が出来るまでというのだ、そしてだった。
亜美はこの日も実験をしていった、だが。
結局この日も出来なかった、しかし亜美はその目を輝かせてだった。自分の使い魔達に微笑んで言った。
「明日もやるで」
「そして、ですね」
「塩をですね」
「絶対に造るで」
こう笑顔で言うのだった。
「明日あかんでもな」
「実験を続けていき」
「そしてですね」
「そうしてくわ」
こう笑顔で言うのだった、そしてだった。
亜美はこの日は寝た、その次の朝起きて使い魔達に言うことは。
「ほな学校と塾が終わったら」
「今日もですね」
「錬金術の実験ですね」
「それするで」
「わかりました」
「我々もお供します」
使い魔達は主に笑顔で応えた、そしてだった。
亜美は朝御飯をたっぷり食べた、その後で学校に行くが。
登校中にだ、使い魔達に少し苦笑いで言った。
「朝から御飯三杯は食べ過ぎやったな」
こう言うのだった、幾ら何でもと。
第三百八話 完
2016・1・15
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