東方
古代編
第四話
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こいつうぜぇ……お茶目すぎて。何で真っ先に死んでないの?そもそも何故に兵隊に属してるんだろうか?
「そこの二人!」
「?」
「あなた達で最後ですよ!早く乗ってください!」
「了解」
「分かったわ」
急かされる私達だがそれも仕方がないだろう。この都市の住民にとって妖怪は恐怖の対象でしかないのだから。
「(永巡の事は気がかりだけど……先に乗ってるよね?)」
「これで現在一人を除いて確認されてる住民全員が乗り込みました!では、発射!」
ブオオオオオオオオオオオ!
「(これで地球も見納めか……)」
ふと外を見ると第一都市で戦っている兵士?がこちらを見ているような気がした。直後、何かが都市中を奔流し始めた。翠色だったけど……気のせいよね?
「ここでみなさんにお知らせがあります……」
ロケット内に流れるアナウンスを聞いてそれが気のせいじゃない事が分かった。私は人の目も憚らず思いっきり泣いた。
〜〜〜〜〜〜
最後のロケットが飛びだった頃には西地区全体の妖怪を殲滅し終えていた俺こと八意永巡は疲れきっていたのであった!
「はあ、はあ、はあ……」
あー本気な話ふざけんなっていう物量だったね。自分で言っといてアレだけど正直後悔した。
「ぐがーーーー!!」
「げきょーーーーーーーー!」
「あsdfghjkぉいうytれwqーーーーーーー!」
他の地区からこっちに群がってきやがった……面倒な事になったなこりゃ。
「仕方ない、一気に片をつける……マダンテ!!」
その呪文を唱えた瞬間、翠色した魔力の渦が都市全体を包み込み爆発、妖怪はおろか強力に設計されたはずの建物を塵にまで追い込んだ。
「あ゜ー……死ぬる……」
マダンテ……はるか昔、偉大な賢者が編み出したと言われる究極の奥義。MP全消費で生み出す特大の爆発はビッグバンを凌ぎ、大地もろとも妖怪を飲み込む(出典先:ドラゴンクエストZ エデンの戦士たち 公式ガイドブック下巻●知識編から)。
「あーあー、焼け野原という表現が生温いほどの光景だね」
「なじみー……」
「安心院さんと呼びなさいと言ってるんだけどね……まあ、君にならいいか」
何かお許しが出たみたいだ。やったね妙ちゃん!
「動けないー……」
「だろうね」
「HELP ME!」
「仕方がないな〜もう」
なじみにお
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