第65話 クラフト
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しようというの…!?まだ施設に残っている人間やレプリロイドが大勢いるのに…!レジスタンスベース!!聞こえる!!?」
『……ル…ん!…通…回…!シエ…さん!通信回線、回復!!聞こえます!!シエルさん!!』
クラフトのことで通信回線に割り込めなくなったのか、モニターにジョーヌの姿が再び映る。
「レジスタンスの皆をネオ・アルカディア跡地に集めて!!人間やレプリロイドを、ネオ・アルカディアから避難させるの!無理矢理でも構わない!一人でも多く助けて…お願い…!もう…これ以上…私達の戦いで傷付かないで…」
モニターに映るジョーヌを通じてレジスタンス達にネオ・アルカディア跡地へ向かうように指示を出すシエル。
自分達の戦いで、これ以上関係のない人間やレプリロイドが巻き込まれて犠牲にならないために。
『…了解しました!すぐにメンバー全員にミッションを発令します!!』
ジョーヌも頷き、レジスタンスのメンバーに指示を出すために通信を切った。
次にモニターに映るのは、ラグナロクへの転送座標。
「皆さん、ラグナロクへの転送準備出来ました!!」
「本当かい?」
その言葉にエックスが振り返った。
「はい。ですが…クラフトの反応を元に、無理矢理割り出した転送座標です!クラフトのいるラグナロク制御室からは離れた場所になります!!」
「構わん…転送しろ…シエル、最後まで諦めるな」
「ゼロ…!!」
まだ諦めていないゼロの言葉にシエルの表情に希望が戻る。
それを見たルインは自分達とは違う意味でゼロとシエルは強く固い絆で繋がっているのだいうことが分かった。
「急ごう!クラフトを止めなければ!!」
「うん、ラグナロクは撃たせないんだから!!」
エックスとルインも決意を固めながらトランスサーバーに向かう。
「ルージュちゃん、早く転送を!!」
三人が転送室のトランスサーバーに乗り込み、ゼロ、エックス、ルインの三人が転送を待ち、アリアがルージュに転送を指示する。
「了解…転送準備完了…転送!!」
三人は転送の光に包まれ、クラフトのいるラグナロク内部へと転送されるのだった。
「三人共…帰って…来てね…」
「信じようシエルちゃん。彼らをさ」
シエルとアリアは静かに三人の帰りを待つ。
そしてラグナロク内部に転送されたゼロ達はクラフトのいるラグナロク制御室に向かって駆け出す。
妨害してくるバリアントやメカニロイドを迎撃しながらも、三人はラグナロクの発射を阻止すべく動くのだった。
「…………」
一方で、ラグナロク制御室でラグナロクのエネルギーチャージを待っていたクラフトは目を瞑り、過去を思い出していた。
自分がかつてイレギュラーに襲わ
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