Aパート
LIVE10 メイド喫茶へようこそ!
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3人も食べてないで話を聞きなさいよ。」
聞いてるよ、オムライス食いながら。
「それにしてもオムライス旨いな。」
「卵がふわとろでチキンライスも鶏肉がパサパサせず、ケチャップの味も強すぎない。本当に美味しいよ。」
「おかわり。」
「もうダメですね。あの3人を抜いて話しますか。」
「それであの写真は何なの?」
にこ先輩が強い口調でことりに質問する。
「あれは、ここのイベントの時に歌った時の写真だと思います。」
「そう……それにしても、まさか、ことりがアキバの伝説のメイドのミナリンスキー様だったとはね。」
「なぜ、隠していたのですか?」
「変わったことりを見てもらいたかったから……かな?」
あー、このチキンライス兼オムレツ、俗に言うオムライスが旨い。そんなことを思っていると穂乃果達は話し合いが終わったのか帰ろうとしていた。
「刹那、夜ご飯食べれるの?」
「愚問だな。食べれるに、ウプッ、決まってんだろ。」
「こりゃダメかな。」
穂乃果がはぁ、とため息をつく。見栄を張りました。申し訳ございません。
「じゃあねー、ことりちゃん。」
「うん!あ、あとお母さんには内緒にしといてね。」
「分かってるよー。」
このあと、皆はそれぞれ帰る方向に分かれて帰っていった。俺と一緒に帰ってる奴はことりを抜かしたいつもの5人と絵里である。
「皆、成長していくのね。」
「まさか、ことりちゃんがあんなことを思っていたなんて……」
「人は誰しも目標を持ち、裏で何かをやっているのですね。」
「ええ。じゃあ、私はこっちだから。また明日。」
「さようなら。」
「じゃあねー!」
一応、先輩なんだから敬語使えよ。一応。
「ねえ、海未ちゃん。海未ちゃんってことりちゃんと穂乃果のことをどういう風に思ってるの?」
「教えたら悔しいのでしゃべりません。」プイッ
「ひどいよー!」
「勿論、一生の友達でありライバルですよ。」
「えへへ、なんか照れちゃう。」
お前が振ったんだろ。
「なぁ、刹那。俺のことをどう思ってるんだ?」
不意に獅子神が聞いてきた。
「早く自然に淘汰されれば良いと思っている。」
「それは酷いんじゃないかな?」
「俺も刹那のことをそう思ってるぜ。」
このあと、数秒間の沈黙が訪れた。そして、互いの胸ぐらを掴み合い罵倒を浴びせ、最終的にはこうなった。
「んだと!殺るか!」
「上等だ、コルァ!」
「二人とも、」by穂乃果
「喧嘩ですか?」by海未
「イイエ、チガイマス。」by俺
「ケンカ、キライ」by獅子神
「やっぱり、こうなるんだね。」by白夜
光を失った目に睨まれると怖い。蛇に睨まれた蛙ってこんな風なのかな?
翌日
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