一誠SOS
アルバム作り×ライザーの修業風景
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か。一時間走った所で休憩を入れていたが、ライザーは息を上げていて過呼吸になるくらいだった。
『・・・・し、死ぬ・・・・』
『そんなに息を上げるとは、上級悪魔達はどうやって強くなったのでしょうか?まだ走り始めて大して時間も経過していませんし、これくらいでバテルとは風上にもおけませんね』
『う、うるさい!山に籠って修業何て、野蛮人がする事だ!俺は生粋の上級悪魔何だぞ?受け継いだ血と才能を重んじて、貴族らしく生きてこそ上級悪魔だ!魔王を輩出したグレモリー家の者を許嫁に出来る程の家柄だ!』
『はいはい、それについては理解出来ていますがここでは通用されませんよ?それに一誠さんも修業して強くなっていますからね、神様が修業する何て可笑しな話だと思いますが本当の話なのです。ですからこれくらいで、音を上げないようお願いしますよ?』
『ルフェイ嬢ちゃんの言う通りだ、俺達だって修業しないままの奴は未だに弱いままのドラゴンもいるんだから。さて休憩は終わりだから、始めようか』
そう言ってからまた走り込んだライザーの姿だった、修業三日目でもまだ叫びながらドラゴンに追われる焼き鳥さん。ルフェイは相変わらず氷雪龍の上に乗りながら、端末操作しながら監視をしていた。今見ているが、リモコンで視線が切り替わる事でライザーを追い掛けている様子を捉えていた。
『ひ、ひぃいいいいぃぃぃぃぃ』
『一誠さんの注文では、あと七日となりましたが果たしてライザーさんを仕上げる事が出来ますでしょうか?』
『大丈夫ですぞルフェイ嬢ちゃん。タンニーン様との打ち合わせにて、もう少しすればマシになると仰ってましたからね。にしても俺を呼んだのが、焼き鳥野郎の修業兼監視役とは』
『一誠さんによるとフェニックス家の者らからの頼みを聞いたら今に至る訳ですし、私も監視をしてますが少しお腹が減ってきました。先程焼いたパンケーキでも食べながら監視をしてますか』
そう言って氷雪龍の背に乗りながら監視をしていたが、鞄から取り出したパンケーキを食べて魔法瓶から温かい飲み物を飲みながらライザーの監視をしている。一緒に監視しているドラゴンにも一口食べると美味しいと言っていた事で機嫌が良くなったルフェイであった。
逃げ出そうとしても、タンニーンとティアとヴァーリから逃れる事は出来ない。文句言いながらであったが、ちゃんとやっているから今更安心した俺らだった。
『ドラゴン流の扱きとしては慣れてくれれば大丈夫ですが、甘えを無くせば何とかなりますよね?』
『まあそうだろうな。慣れてくれないと俺らが困る事だが、それよりルフェイ嬢ちゃんはここら辺に温泉があるのを知っているか?』
『いいえ知りませんね、最近は水浴びばかりだったのでたまには温泉も入りたいですね』
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