一誠SOS
アルバム作り×ライザーの修業風景
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るし谷間を多くのドラゴンが翼を広げて飛び回っている。本来だと住居ではあるが、雪原地帯となっている所もある。呼んで欲しいドラゴンは「氷雪龍(ブリザード・ドラゴン)」で、水色の鱗を持つドラゴンを一匹呼んでくれ』
山の風景を変更して雪原地帯となった所からの走り込みからスタートしたが、魔法陣無しで呼ばれた事なのか寝ていたようだ。それを見たタンニーンが起こすと直立起動となったが、そりゃ当然のリアクションだろうな。ヴァーリを鍛えるのをタンニーンとティアに任せて、ライザーの心身を一から叩き直すドラゴンが『氷雪龍(ブリザード・ドラゴン)』とルフェイを乗せて監視役兼鍛錬指導係である。
『ほらほら、遅いですぞ!』
『うわぁぁぁぁっ!凍る!俺の炎が凍るぅぅぅぅっ!』
山の雪原地帯で焼き鳥野郎が、ドラゴンに追い掛け回されていた様子を見た瞬間俺らは吹いてしまった。氷雪龍は口から冷凍ビームというブレスを吐き、登山装備となったライザーを追い立てる。
『くそ!』
『ライザー殿!訓練中の掛け声は「ドラゴン」です!ほら、ドラゴン!』
『ド、ドラゴンっ!』
掛け声がドラゴンだった事がツボだったのか、レイヴェルはクスクスと笑い始めていた。雪山ランニングしているだが、ルフェイがフィールドを変更した事で身震いする程の寒さでもない。日中で限定的な場所となっているので吹雪いていた所で、雪が積もっているように見せてるだけだ。ルフェイ視線から見ているが惨劇であり、山でドラゴンに襲われている冒険家にしか見えない。
「まるで怪獣映画でも見ているかのようですわね・・・・これを見終わったら後程感想でも聞こうかしら」
「今聞いたとしても、どうせ思い出したくない記憶だから止めとけ止めとけ。走り込みは基礎トレーニングでもあるし、健全な精神には健全な肉体を作らないとな」
レイヴェルが言った事でツッコミを入れた俺であったが、踏み慣れない雪道に足を取られているので、ランニングからハードに見えるが俺らがやっても基礎トレだから簡単に出来る。足腰鍛えるには丁度良いし、ルフェイは氷雪龍の背に乗りながら端末操作していた。
上級悪魔のお坊ちゃんはエレガントなもんだと思っていたが、ライザーがヒッキーになったと聞いた時は打たれ弱い雑魚だなと思ってしまった。
『そのくらいでは凍りませんよ。音を上げないで走らないと、本当に凍ってしまいますよ?』
『ルフェイ嬢ちゃんの言う通りだ、上級悪魔の坊ちゃんというのは捨てて下さいと。何時まで経っても心身が強くなりませんぞ?』
ルフェイは本来だったらアーサーやヴァーリの回復役をするはず何だが、ヴァーリ達を回復役として急遽呼ばれた桃香と護衛である愛紗。山と言ってもサバイバル生活に慣れている二人だったが、適合しているからならいい
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