第十一章〜あの明るさは何処行った?〜
第五十六話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
らどうしようかと思ったわよ。
「つまりそういうこと。そんなありえない状況が今武田で起こってるってわけ。
次期当主を立てるまでの代役とするのでもギリギリアウトってところなのに、
後継に立てちゃったもんだから余計に話がややこしくなったのよ」
「……そういうことなのでござる」
部屋の戸がすっと開いて、入ってきたのは幸村君。
あの元気は何処へやら、そんな感じに暗い顔をして俯いてたりするもんだから、この変化には流石に面食らってしまった。
……もしかして、こんな状態だから招いたのかしら。少しでも気を紛らわせるために。
ちらりと佐助を見ると、佐助は素知らぬ顔をして幸村君を見ている。
何となく佐助の策に嵌ってしまったような気がして、私は溜息を吐いた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ