第42話 水でふざけるのはやめましょう
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「おっ、出てきたぞ」
SBS団の誰かの声に男子皆が反応する。
恥ずかしそうに胸などを軽く隠して出てくる。
ただその中にも例外がいるわけで………
「良く〜ん!」
反対側のプールサイドからこっちに手を振るツインテールの女の子、坂巻渚は良介の彼女だ。スタイルは至って普通だが元気っ子で男子からの人気も高いらしい。(圭談)
ライと似ている所があり、多少かぶるったりするが、ライ以上に天然だったりする。
「手を振ってるぜ色男」
「相変わらず仲がいいなぁ」
「アイツは………」
恥ずかしいのか、目頭を押さえるマネをする良介。
「渚〜!はしたないから静かにしてろ〜!!」
「じゃあ、後で一緒に遊ぼうね〜!!」
「くそっリア充が………」
「マジで死んでくれないかな………」
「呪われろ、呪われろ………」
「………………二人共、俺達友達だよな」
「嫌だ。やっと俺だけ狙われる事が無くなったんだ。この期を逃してなるものか!」
良介が坂巻渚と付き合い始めたのはつい最近。テスト勉強中に告白したらしい。幼なじみの二人は元々仲が良かったが、付き合い始めると思わなかったSBS団は情報を得ると同時に粛清に走った。
お陰さまで俺への被害が半分に減ったのは言うまでもない。
「まぁ二人とも頑張れ………」
「ん?何で俺も入ってるんだ………」
圭が指差した方を見るとはやてが手を振っていた。
「零治君〜、シャイデ先生からビーチボール借りたんや、一緒にやらへんか〜?」
「またアイツだ………」
「何でアイツばっかり………」
「やはり海外から銃を………」
最後の奴、洒落にならんから止めてくれ!
「頑張れ二人共」
「良介………」
「ああ………」
俺と良介は即座に圭を逃げないように掴み、
「はやて〜、圭と良介も一緒で構わないか〜?」
「別に構わへんよ〜」
「なっ!?俺は別に………」
「一人だけ逃がすか!!」
「そうだ!楽させてたまるか!!」
ギャーギャー口論になる俺達。
そんなとき、
「なに騒いでるのよアンタたち」
シャイデが1番遅く現れた。
黒のマイクロビキニという色気MAXの格好で。
「「「「「「ぐはっ!!」」」」」」
「っておい、またかよ!!」
SBS団が吐血して一斉に倒れた。
幸せそうな顔で………………
「お前らそんなんで良いのかよ!?」
良介が叫ぶが反応がない。
「う〜ん、刺激が強すぎたかしら?」
そう言って水着の位置を直すシャイデ。
だったらそんなの着てくるなよ………
俺がふと残りの男子を見てみると立っていた男子が前屈みになっ
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