第42話 水でふざけるのはやめましょう
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………」
そういえば今日は何をするんだ?
暑いから動きたくないんだけど………
「プールを借りたからみんなで入るわよ!!」
一旦教室が静かになり……………
「「「「「「「よっしゃあー!!!」」」」」」
男子の声が響いたのだった。
しかし…………………
「先生、水着はどうするのですか?」
「あっ………」
一人の女子生徒の指摘によって、教室がまた静かになったのだった…………
「あつ……………」
結論から言います。クラスの八割が持ってきてました。
なかった人は借りるか、購買で買うか、見学するか。
ちなみに見学組はいなかった。みんなこの暑さに参ってたんだな…………
そんでもって今は5時間目。今日の学活は2時間あるので2時間は遊べる。
「お、おいまだかよ…………」
「スク水はぁはぁ…………」
「やばい起ちそう………」
犯罪予備軍ことSBS団の興奮度も半端ないことになってる。
なぜかというと、いつもの体育のプールだと、女子と男子は別になるからだ。
女子がプールの時は男子は外で、男子がプールの時は女子が外といった感じだ。
なのでぶっちゃけSBS団だけでなくクラスの男子みんなテンションが高くなっている。それが分かってるからこそ女子もこうも出てくるのが遅いのだろう………
ただ……………
「もったいないな、神崎。あいつならテンション上がっただろうに………」
あのおバカさん、今日に限ってミッドでお仕事らしい。
ざま〜(笑)
ちなみに今話しかけてきたのは中島良介。
クラスで仲がいい男子の2人の内の1人だ。前に星に捨てられたエロ本の持ち主でもある。
めがねをかけた知的な少年で大人っぽい。しかし高校生でAVやらエロ本を集めるのが趣味という残念な性格をしている兄を持ち、その影響で良介自身もオープンではないがむっつりスケベになってしまった………
コイツ彼女いるのに…………
「2人共、女子出てきた?」
俺たちに話しかけてきたのは小林圭。
大家族の長男で野球部だ。
決してイケメンってわけではないが、野球部のキャプテンとして皆を引っ張っており、スポーツマンな所から何気に女子から隠れファンが多かったりする。
ただし、下ネタなど恥ずかしい話を聞くと直ぐに顔が赤くなる。
「いや、まだみたいだ。というかあいつらがあんなに興奮してたら出てきたくないだろ………」
「確かに………」
コイツらともこんなに話せる仲になれたのはイケメン対決が原因だったりする。あの後クラスの皆に話しかけられるようになった俺は、この二人とは特にウマが合い、仲良くなったのだ。
良くも悪くも、俺の学校生活が変わる出来事になった………
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