暁 〜小説投稿サイト〜
竜のもうひとつの瞳
第四十八話
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てたらしくて、それもプレイしました。
小十郎の使い易さに吃驚なのと、あのネタ武器に笑ったのと、第二衣装が今私が着てる着物に似ててちょっと驚いたかな。
てか、小十郎ってば無駄に色気があってどうしようかと思ったわ。弟じゃなければ本当襲ったわよ、この子。

 潮風か。そういや、こんな名前の笛持ってたっけか。
あんな顔して実は天才的に笛が上手いから面白いわよね。絶対に芸術関係分からなさそうって顔してんのに。
奥州に戻ったら作って渡してあげよう。お楽しみ武器、攻撃力最高だし。あと第二衣装もセットで。

 とりあえず3の政宗様のエンディングを全部見て、小十郎でストーリーも天下統一も果たしてこれからどういう道筋を辿るのかも分かった。
神様が予めプレイしてたおかげでレベルが高かったからサクサク進んだけど、あの世界じゃこんなにサクサクは行かないだろう。

 「ねぇ、関ヶ原の舞台が結構いろいろあるけど、これって?」

 「か、各武将ごとに、こ、異なるんだ。は、話の展開が」

 石田三成と徳川家康をダブルで戦う乱入ステージなんかがあるんだ。
それで、天下取っちゃおうってこと? よく分からないけれどキャラクターごとにいろんな展開があるわけね。

 うーむ……一遍全部やってみた方がいいのか? それだと膨大な時間がかかるし、何より飽きる。
だって、同じステージ延々と繰り返してるのって案外面倒臭いわけよ。
私って、結構飽きやすい性格してるからさぁ、積みゲーなんかたくさんあるし……
こうなると、ストーリーだけ動画サイトとか何かで見た方が早いのかしらって思っちゃう。
ま、現実の世界でそういうことやると罪に問われるんだけどね。

 「ねぇ、神様。どういう展開にすれば納得するわけ?」

 「い、一応、徳川家康が天下を獲った、ってことで、は、話を進めたい。
だ、だから、伊達政宗の一週目で、は、話が進むと思ってもらえれば」

 ってことは、家康が最終的に天下を獲ればそれでいいと。
そうすればバグとやらも起こらなくなると。

 「……多少、話の流れがおかしくなっても、最終的に家康が天下獲れればある程度は自由に動けるわけね?」

 「ま、まぁ……そうだけど」

 「小十郎のサイドストーリーとかも完全に無視しちゃっていい?」

 「む、無視すると、あ、“あの日の誓い”が」

 そっか、ここで小十郎が腹括らないと政宗様のルートに入らないわけだもんね。
少なくとも、この一番最後の刀を地面から抜くところはやらせないと駄目だってわけか。

 うーん、筋書き通りに話を進めるってのも、なかなかめんどいな。

 「と、ところで……か、片倉小十郎は、英雄外伝の方がお、面白いよ」

 「へ?」

 神様にそんなことを言われて、
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