TURN32
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「なので我々が採りうる作戦は限られます。まず、要塞のワープ機関を破壊する事。これによってバージニアを当面、星域内に留める事が出来るでしょう」
東郷長官はそう提案する。確かにワープ機関が無ければ、星域間を航行するのは数百年かかるからな。
『星域を一つ放棄して宇宙災害ごと王の棺にする……か』
アドルフは東郷長官の意見に同意した。……仕方ないな。
「東郷長官、その提案は反対です。奴の棺に星域一つを犠牲にするなどするべきではありません」
俺はそう言った。
『……ならばサギリ。お前には案があるのか?』
「あるに決まってますよ」
俺は出されたコーヒーを飲む。
「バージニアを……沈めるんですよ」
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