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艦娘達の長い一日
空からの襲撃
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零戦の攻撃により大破した敵が爆発する。
飛龍「1隻撃破!今行くわ!」
敵の砲火を潜り抜け、零戦が舞い上がる。

駆逐ロ級「コレイジョウ、スキニハサセナイ!」
駆逐ロ級は半ばヤケになり、
砲撃、対空射撃を撃ちまくった!
1発の砲撃が零戦の翼をもいだ。
飛龍「嘘っ!姿勢制御出来ない!」
汗だくになりながら、操縦桿を必死に握る妖精さん
駆逐ロ級「トドメダ!」
傾き、黒煙を空に描く零戦に容赦無く追撃が加えられた。
叢雲「ああっ!!」
遂に零戦は砲撃の餌食になり爆発した。
駆逐ロ級「グハハハ!」
叢雲「……。」
叢雲はパラシュート降下する妖精さんと、切り離されたコンテナを見ていた。
飛龍「ごめんなさい叢雲、撃墜されちゃった。
こっちも手一杯で、追加の応援は出せそうにないわ、、」
トーンが落ちた声が聞こえる。

叢雲「それには及ばないわ」
コンテナに辿り着いた叢雲が答える。
叢雲が艤装を身に付けると、
ボロボロになったワンピースが細切れの繊維になり、
一瞬の内に卸したてのセーラー服に変わった。
プリーツのミニスカートの端を掴む。

叢雲「これは吹雪のスペア艤装ね。、、、これなら!」
3隻の敵駆逐艦は、ようやく叢雲を射程距離に捉えた。
駆逐ロ級「アトハ ヒンシノ カンムスヲ タオセバ、オワリダ」
敵の砲門が叢雲に向けられる。
駆逐ロ級「ナンダ?サッキト、スガタガ、チガウゾ!」
そう思った矢先、
駆逐ハ級「グワァー!」
隣に居た駆逐ハ級が爆発した!
駆逐ロ級「ドウシタ!?」
駆逐二級「ミロ!ギョライダ!!」
海中を進む無数の魚雷を発見、
急いで回避行動に移る。
駆逐ロ級「サケキレナイ!!グワァー!」
駆逐ロ級は魚雷に当たり中破!
叢雲は敵艦に向かい進行して来た。
叢雲「特型駆逐艦 叢雲!
待たせたわね、今度はまともに相手をしてあげるわ」
背負う艤装が黒煙を上げ、
猛スピードで接近する。

駆逐二級「サッキハ、ヤラレソウ、ダッタクセニ!シズメ!」
駆逐二級は、ありったけの砲撃と魚雷を叢雲に向け放つ!
叢雲は眉一つ動かさず、
サイドステップ、ジャンプ、姿勢を低くするなどして、かわした。
駆逐二級「ナゼダ!ナゼアタラナイ!?」
叢雲「狙いが甘いのよ!」
手に持った砲門を敵に向ける!
叢雲「沈みなさい!!」
放たれた砲弾は弧を描かず、
真っ直ぐに駆逐二級を貫通した!
駆逐二級「グワァー!」
駆逐二級の爆煙が駆逐ロ級を覆う、
駆逐ロ級「クソッ!ゲホゲホ、アイツメ!!」
駆逐ロ級が顔を上げると、
砲門がおデコに突きつけられた。

叢雲「勝負あったみたいね」
駆逐ロ級「イツノマ二!?」
叢雲「零戦の分よ、受け取りなさい!」
駆逐ロ級「ヤメローー!」
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