第41話 美少女総選挙
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倒れました。
一気に会場が冷めたわ。
『あ、ありがとうございました。オハナシは終わった後でお願いします』
桐谷君がすかさずフォローする。
『分かったの…………』
取り敢えず収まったけど零治君は倒れたまま。
これは不味いかも………
『ハッ!?俺は一体何を………』
『おい、今は総選挙本番中だぞ。ぼーっとしてるなよ』
『そうか?…………すまない。けど頭に鈍い痛みがある気がするんだけど………』
『昨日、寝違えたんだろ』
『ああ、なるほどな』
納得するの!?
『では、気を取り直して。次はエントリーナンバー4番フェイト・T・ハラオウン!』
桐谷君が同じ要領で発表し、フェイトさんがステージ脇から出てきたけど………
物凄く、カチコチで手と足が一緒に出てる。
なんか凄く可愛い………
『ふぇ、ふぇ、フェイト・T・ハラオウンで、です。えっと………その………が、頑張ります!!』
うおおおおおおー!!!!
「「「「「フェイト姫ー!!!」」」」」
もう、男子から大声援。
頑張ってー!!と応援する女子すらいる。
『今のを見た通り、いつもの時とは全く違うギャップ。これほど恐ろしいものがあるだろうか、いや無い!!』
うんうんと最前列の覆面の男子も頷いてる。
いいぞ、我らが宿敵!!なんて言っている人も。
『気合い入ってるな………』
『当たり前だ。彼女も優勝候補筆頭だからな。しかし、一体総選挙はどうなるのか?桐谷君、次よろしく頼むよ』
『分かったよ。エントリーナンバー5番、フェリア・イーグレイ!』
今度はあの小さい子か。
綺麗な銀髪でちょっと羨ましいなあ………
『フェリア・イーグレイだ。皆、よろしく頼む』
あら、本当に一言ね。
『フェリアさんも2ーAです。世の男共、彼女の良さは言わずとも分かってるだろう。だからこそ敢えて説明しない。だが、一言言わせてもらおう。これもアリだ!!』
あれ?涙流して頷いている男子いるけど一体どうしたの!?
『あっ、でも実際変なことをしたら捕まるから絶対するなよ』
ブーブーブー!!!
うわっ今度はブーイングの嵐だ………
『やかましい!!当たり前だろうが!!桐谷、ドンドン行くぞ』
『……………分かったよ。続いてはエントリーナンバー6番、佐藤加奈!』
わああああー!!
歓声は小さいわね…………
まあ転校してきたばかりだから仕方ないかもしれないけど、ちょっと寂しいわね。
『佐藤加奈です。私の兄がお騒がせして申し訳ありません。後でシメますので…………』
その言葉を聞いて会場のみんなが引いた。
『お前、やる気あるのか?』
『それ以上
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